「リフィル処方箋ってなに?」
「リフィル処方箋を利用する条件、メリットは?」
リフィル処方箋に関心がある方は、上記のような疑問を抱えているのではないでしょうか。リフィル処方箋とは、一定期間内で最大3回まで同じ処方箋を利用してお薬をもらえる制度です。
この記事では、リフィル処方箋の概要や利用条件、医療費削減などのメリットについて解説します。また、リフィル処方箋の対象とならないお薬や注意点についても紹介します。最後まで読めば、リフィル処方箋を適切に利用し、効率的に医療サービスを受ける方法がわかるでしょう。
リフィル処方箋とは?
リフィル処方箋とは、一定の期間内に、同じ処方箋を最大3回まで繰り返し使用してお薬をもらえる仕組みです。この制度は、症状が安定した患者さんに対して、医師が適用しても問題ないと判断した場合に適用されます。この制度により、患者さんは通院回数が減り、医療費や通院にかかっていた時間を削減できます。ただし、リフィル処方箋を利用するには、医師の判断や薬剤師との連携が必要です。ここからは、従来の処方箋との違いや導入された背景について詳しく見ていきましょう。
従来の処方箋との違い
リフィル処方箋と従来の処方箋の違いを以下の表にまとめました。
項目 | 従来の処方箋 | リフィル処方箋 |
使用回数 | 1回限り | 最大3回 |
通院の頻度 | 毎回受診が必要 | リフィル処方箋の初回のみ必要 |
医師の確認 | 毎回必要 | 繰り返し利用時は不要 |
対象の患者さん | すべての患者さん | 症状が安定した患者さん |
薬の受け取り | 毎回処方箋が必要 | 同じ処方箋を最大3回まで利用可能 |
上記のように、リフィル処方箋には医師の判断が必要であり、自己判断での利用はできません。
リフィル処方箋が導入された背景
リフィル処方箋が導入された背景には、医療費削減や医師の負担軽減などの課題があります。アメリカでは50年以上前からリフィル処方箋が導入され、慢性疾患の患者さんの場合、90日分処方のリフィル処方箋が一般的です。日本でも高齢化が進み、慢性疾患の患者さんが増加しています。そのため、医療資源の効率的な活用が求められ、3回利用できるリフィル処方箋が導入されました。この制度により、患者さんの通院にかかる負担や診察にかかる医療費の削減が期待されています。
リフィル処方箋を利用する3つの条件
リフィル処方箋は、一定の条件を満たす場合にのみ利用できる制度です。適用されるかは、患者さんの健康状態や医師の判断、お薬の種類に左右されます。リフィル処方箋を利用する際に確認すべき3つの条件を詳しく見ていきましょう。
症状が安定していること
患者さんの症状安定が、リフィル処方箋の前提です。具体的には、高血圧や糖尿病・脂質異常症などの慢性疾患を持つ患者さんで、症状安定の場合に該当します。そのうえで、医師が薬剤師との適切な連携のもと、一定期間内に処方箋を繰り返し利用しても問題ないと判断した場合にのみ発行されます。
医師がリフィル処方箋を適切と判断すること
医師がリフィル処方箋を発行しても問題ないと判断することが必要です。症状が安定していても、経過を細かく観察する必要があるなど、通常の処方箋のほうが適切であると医師が判断した場合には適用されません。医師は、患者さんの病状や治療計画を総合的に考慮して、適用可否を判断します。そのため、リフィル処方箋の利用には、医師の専門的な判断が欠かせません。
リフィル処方箋の対象となるお薬であること
リフィル処方箋の対象にならないお薬が含まれている場合、利用できません。以下のような投与日数などの制限が設けられているお薬を使用している場合は、利用できないのでご注意ください。
● 投薬量に制限がある医薬品
〇 新薬(薬価基準収載から1年未満)
〇 麻薬(例:オキシコドン、モルヒネ)
〇 向精神薬(例:アルプラゾラム、エチゾラム、ジアゼパム)
〇 覚醒剤原料(例:リスデキサンフェタミンメシル酸塩)
● 湿布薬
〇 鎮痛・消炎目的の貼付剤(例:ロキソプロフェンテープ、ケトプロフェンテープ)
なお、ご自身が服用しているお薬が対象であるか確認したい場合には、薬剤師へ相談しましょう。
薬剤師へ相談する手段として、LINEの「つながる薬局」というサービスがあります。「つながる薬局」は、友だち登録をするだけでサービスを利用開始できますし、お好みの薬局をかかりつけ薬局として登録すると、LINEで気軽に薬剤師に相談することが可能になります。ぜひ「つながる薬局」の利用を検討してみてください。
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リフィル処方箋を利用することで得られるメリット
リフィル処方箋により医療費や通院時間などの負担が削減されるため、日常生活においてさまざまなメリットが生まれます。具体的にどのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
通院回数の削減で時間と手間を省ける
リフィル処方箋により、通院回数が減り時間と手間を省けます。医師が「リフィル可」でも問題ないと判断した場合、薬局で同じお薬を最大3回もらえます。そのため、今までは3回診察を受けに行かなければならなかったところ、1回の診察で済み、2回分の診察を省略可能です。通院にかかる時間などが削減されるため、特に忙しい現役世代の方々にとって大きなメリットとなるでしょう。結果として、慢性疾患の治療も継続しやすく、生活の質向上が期待できます。
医療費を節約できる
リフィル処方箋により、医療費が節約可能です。リフィル処方箋は、一定期間内であれば、最大3回まで同じ処方箋を利用できます。これにより、最大2回分の診察を省略できるため、その分の医療費が節約できます。慢性疾患で定期的な受診が必要な方々にとって、医療費節約は経済的負担の軽減につながるため嬉しいポイントです。また、一人ひとりの医療費の削減は、国全体の医療費削減にもつながるため効果的です。
リフィル処方箋を利用するための手順
リフィル処方箋を利用するには、適切な手順を踏むことが大切です。事前の準備や医療機関・薬局での対応を知っておくことで、スムーズに利用できます。リフィル処方箋のもらい方など、具体的な流れについて詳しく見ていきましょう。
受診時に医師へリフィル処方箋について相談する
医療機関への受診時、医師へリフィル処方箋について相談してみましょう。医師は患者さんの症状や病状の安定性を評価し、リフィル処方箋を発行しても問題ないか、判断します。たとえ患者さん自身が望んでいたとしても、医師が経過の観察が必要と判断すれば、通常の処方箋が発行される場合もあります。そのため、受診時にはリフィル処方箋の利用を希望する旨を伝え、相談することが大切です。
リフィル処方箋を薬局へ提出する
医療機関から発行されたリフィル処方箋を薬局へ提出してお薬をもらいましょう。リフィル処方箋であれば、最大3回までお薬をもらえます。初回の調剤後、2回目・3回目のお薬は定められた期間内にもらう必要があります。2回目以降の調剤に備え、処方箋は手元に保管し、お薬をもらえる期間内に薬局へ持参しましょう。薬局ではリフィル処方箋の対応として、お薬の服用状況を確認しながら調剤をおこなうため、継続的な健康管理のためにも同じ薬局を利用すると安心です。
なお、リフィル処方箋も薬局へ事前送信することで、待ち時間を短縮してお薬をもらえます。「つながる薬局」のサービスであれば、リフィル処方箋の事前送信にも活用できるため、効率的にお薬をもらいたい方は利用を検討してみてください。
リフィル処方箋を利用するうえでの注意点
リフィル処方箋を利用する際は、以下の点に注意が必要です。
●期限を守る:期限内に薬局で調剤を受けないと無効になります。初回は発行日を含めて4日以内、2回目以降は指定日数内に受け取る必要があります。
●紛失時の対応:リフィル処方箋をなくしたら再発行できません。紛失すると再受診が必要になるため、保管場所を決めておきましょう。
●体調変化への対応:体調が悪化した場合は、期限内でも医師の診察を受けましょう。
適切にリフィル処方箋を管理し、計画的に利用しましょう。
まとめ
リフィル処方箋を利用すれば、通院回数を減らし、医療費の負担を軽減できます。それにより、高血圧や糖尿病・脂質異常症などの慢性疾患の治療を継続しやすくなり、生活の質向上にもつながります。期限内に薬局で調剤を受けることや、処方箋を紛失しない管理も重要です。対象とならないお薬があるため、事前に確認しておくことも欠かせません。この記事を参考に、リフィル処方箋を適切に活用し、より快適な医療サービスを受けましょう。
リフィル処方箋を利用する際、処方箋を薬局に事前送信すると薬局での待ち時間が少なくなり効率的にお薬をもらえるため便利です。LINEの「つながる薬局」というサービスでは、処方箋送信機能を備えていますので、ぜひ利用を検討してみてください。