「オンライン服薬指導ってなに?」
「オンライン服薬指導のメリット・デメリットは?」
「オンライン服薬指導はどうやったら受けられる?」
このようにお考えではないでしょうか?
オンライン服薬指導とは、従来薬局で調剤された薬をもらう際に受けていた薬に関する説明を、オンライン上で完結できるサービスです。
当記事では、オンライン服薬指導の概要やメリット・デメリット、オンライン服薬指導を受ける方法・流れについて解説します。
最後まで読めば、オンライン服薬指導について理解でき、自身の生活リズムにあわせて有効活用できるでしょう。
薬局によるオンライン服薬指導とは?
オンライン服薬指導とは、薬局で調剤された薬をもらう際に受ける必要のある服薬指導を、インターネットなどを活用してオンライン上で完結できるサービスです。
本章では、薬局で受ける必要のある服薬指導の目的・内容や、薬局における服薬指導の現状について解説します。
服薬指導の目的と内容
服薬指導は、患者さんが薬を適切かつ安全に使用し、治療効果の最大化を目的として、薬剤師によりおこなわれます。服薬指導では、健康状態や病歴・他に服用している薬など患者さんの状態を把握し、薬の効能や効果・用法/用量・副作用・飲みあわせ・保管方法などを説明します。
上記により、薬の適正使用を確保し、薬による治療効果を高め、副作用のリスクを最小限に抑えることが可能です。
なお、服薬指導がオンライン化しても、目的や内容・手順に変更はありません。
薬局における服薬指導の現状
薬局には多くの患者さんが集まるため、感染症やプライバシーに関するリスクが存在します。
特にオープンスペースでの服薬指導では、患者さんのプライバシーに配慮されて対応されるものの、周囲に会話が聞こえる可能性もあります。
また、混雑時には服薬指導を受けるまで待ち時間が長くなることもあり、負担に感じる方もいるでしょう。
一方、オンライン服薬指導であれば上記のような課題に対応できるため、普及が期待されています。
オンライン服薬指導を受ける3つのメリット
オンライン服薬指導には、薬局で受ける服薬指導に比べてさまざまなメリットが存在します。
本章では、オンライン服薬指導を受ける3つのメリットについて解説します。
好きな時間・場所で服薬指導を受けられる
オンライン服薬指導であれば、都合のよい時間に予約できるため、仕事や家事で忙しい方でも合間の時間に利用でき、自宅や職場などから服薬指導を受けられます。通院や待ち時間の負担が軽減されるため、より柔軟に医療サービスを受けられるでしょう。
「つながる薬局」では、LINE1つで都合のよい時間を予約でき、好きな場所でオンライン服薬指導を受けられます。LINEで簡単にオンライン服薬指導を受けたい方は、「つながる薬局」をご検討ください。
第三者の目を気にせず受けられる
オンライン服薬指導なら、自宅など自身の好きな場所で、第三者の目を気にせず服薬指導を受けられます。薬局でもプライバシーに配慮されていますが、オンライン服薬指導であれば自身の納得した場所を選択できるため、より安心して服薬指導を受けられるでしょう。
上記により、患者さんは自身の健康状態や薬に関する疑問について、周囲を気にせず心おきなく薬剤師と話せます。
感染症リスクを減らせる
オンライン服薬指導では、患者さんは自宅など好きな場所から薬剤師の指導を受けられるため、薬局への訪問が不要となり、感染症リスクを低減できます。特に免疫力が低下している方や高齢者にとって、外出を控えつつ適切な服薬指導を受けられることは大きな安心材料となるでしょう。
オンライン服薬指導を受ける3つのデメリット
オンライン服薬指導にはメリットがある反面、デメリットもあります。
本章では、オンライン服薬指導を受ける3つのデメリットについて解説します。
コミュニケーションが十分にできない可能性がある
オンライン服薬指導は画面上でコミュニケーションを取るため、対面時と比べて表情や仕草から得られる情報が少なくなり、リアリティが減少します。また、インターネット環境によりタイムラグが生じることもあり、コミュニケーションが取りづらくなることも。薬剤師としても、患者さんの表情や仕草から得られる情報が少なくなるため、適切な服薬指導が受けにくくなる可能性もあります。
デジタルに不慣れなど対応が難しい
オンライン服薬指導は、スマートフォンなどのデジタルデバイスを使用するため、特に高齢者やデジタルデバイスに不慣れな方にとっては対応が難しく感じられるでしょう。
上記の結果、便利な仕組みであっても十分に活用されず、対面での服薬指導を選択しなければならない状況が生じることもあります。
薬をその場で受け取れない
オンライン服薬指導では、薬局での対面指導と異なり、薬をその場で受け取れません。通常、オンライン服薬指導後に薬が配送されるため、一般的には翌日以降に自宅へ届きます。
上記により、すぐに薬を服用したい場合や急を要する症状がある場合には、オンライン服薬指導は適さない可能性があります。
オンライン服薬指導を受けるための方法【ビデオ通話・アプリ・LINEなど】
オンライン服薬指導を受けられる方法・特徴について、以下の表にまとめました。
オンライン服薬指導を受ける方法 |
特徴 |
テレビ電話 | ・スマホのビデオ通話で簡単に実施可能
・予約や決済システムが連動していないことも多い |
専用アプリ | ・スマホに最適化されており快適
・専用アプリのインストールが必須 |
LINE | ・LINEがあれば実施可能
・友達登録のみで始められることが多い |
上記のうち、専用アプリ(CLINICS・curon・AMAZONなど)やLINEがオンライン服薬指導に多く使用されています。
これからオンライン服薬指導を始めるなら、LINEの「つながる薬局」がおすすめです。LINEを利用していれば追加アプリのインストールは不要で、友達登録で簡単に登録・利用できます。お薬手帳や処方箋送信機能を持つ「つながる薬局」を、ぜひご検討ください。
オンライン服薬指導を受けるまでの流れ
オンライン服薬指導を受けるまでの流れがイメージできない方もいるでしょう。
本章では、オンライン服薬指導を受け、薬を受け取るまでの一般的な流れについて解説します。
医療機関を受診する
まずは医療機関へ受診しましょう。診察時に医師へ「オンライン服薬指導希望」と伝えてください。処方箋を受け取る際、オンライン服薬指導を希望する薬局について伝えれば、該当薬局へ処方箋をFAX送信してもらえます。なお、オンライン服薬指導を受ける場合、処方箋原本は医療機関より該当薬局へ直接郵送されます。
オンライン服薬指導を予約する
オンライン服薬指導の希望日時を予約しましょう。
「つながる薬局」であれば、処方箋FAXを受け取った薬局からLINEで予約に関する通知が届きます。オンライン服薬指導の日時予約をするなら、自身で予約画面を探すことなく、通知に沿って簡単に予約できる「つながる薬局」が便利です。
※初めてご利用される薬局の場合は、オンライン服薬指導が可能かどうかを事前に確認してからご利用されると良いでしょう。
オンライン服薬指導を受ける
予約日時になったら、オンライン服薬指導を受けます。予約日時までに好きな場所へ移動し、薬剤師と薬に関して話しましょう。
「つながる薬局」であれば、予約日時にLINEへビデオ通話の通知が届きます。予約日時の忘れを防止するのにも、「つながる薬局」を活用可能です。
料金を決済して薬を受け取る
薬に関する料金は、代引きやクレジットカードなどで決済可能です。
上記手続きと調剤が完了すれば、薬が自宅へ配送されます。薬の配送料は、オンライン服薬指導をした薬局により、無料・有料など異なります。配送料は、オンライン服薬指導を希望する薬局へ事前に確認しておきましょう。
まとめ
オンライン服薬指導について、解説しました。オンライン服薬指導は、好きな場所・日時で服薬指導を受けられるオンライン上のサービスです。オンライン服薬指導を受けることで、プライバシーの配慮や感染症リスクの低減、待ち時間の短縮などのメリットが得られます。
一方、オンライン服薬指導ではコミュニケーションが取りにくくなり、薬をその場で受け取れないデメリットもあるため、薬局での服薬指導を選んだほうがよい場合もあります。
当記事を参考に、オンライン服薬指導の特徴を理解し、自身のライフスタイルにあわせてオンライン服薬指導を有効活用しましょう。