マイナ保険証とは?使うメリット・デメリットや作り方・使い方を解説

お薬

「マイナ保険証ってなに?」
「マイナ保険証を使うメリット・デメリットは?」
「マイナ保険証はどうやって作るの?どうやって使うの?」

このようにお考えではないでしょうか?
マイナ保険証とは、健康保険証の機能が追加されたマイナンバーカードです。当記事では、マイナ保険証の詳細や利用するメリット・デメリット、マイナ保険証の作り方・使い方、健康保険証の今後について解説します。最後まで読めば、マイナ保険証について理解でき、病院や薬局で適切に利用できるようになるでしょう。

マイナ保険証とは?マイナンバーカードとの違い

マイナ保険証とは、健康保険証が紐付けされたマイナンバーカードです。マイナンバーカードに健康保険証の機能を追加することで、病院や薬局の受診時にマイナンバーカードを提示するだけで健康保険証として利用できます。これにより、従来の健康保険証を持ち歩く必要がなくなります。ただし、マイナ保険証として利用するには、事前にマイナポータルなどでの利用登録が必要です。

マイナ保険証を利用する4つのメリット


従来の健康保険証に比べ、マイナ保険証の利用にはメリット・デメリットがあります。
ここでは、マイナ保険証を利用する4つのメリットについて解説します。

初診料・再診料が安くなる

マイナ保険証を利用すると、従来の健康保険証を使用する場合と比べて、初診料で20円、再診料で10円安くなります診察にかかる料金が安くなるのは、政府がマイナ保険証の普及を促進するために設定した料金体系によるものです。そのため、マイナ保険証を利用することで、医療費の負担軽減が期待できます。

転職や引っ越しをしても健康保険証としてそのまま使える

マイナ保険証を利用すると、転職や引っ越しをしてもマイナンバーカードを健康保険証として継続利用できます。これは、マイナンバーカードと健康保険証の情報が連携されており、保険者の変更があっても自動的に新しい情報が反映されるためです。そのため、従来のように新しい健康保険証の発行を待つ必要がなく、医療機関での受診がスムーズにおこなえます。 

医療費が高額になったときの手続きが簡単

マイナ保険証を利用すると、医療費が高額になった際の自己負担が軽くなる「高額療養費制度」の手続きが簡単になります。オンライン資格確認を導入している病院や薬局でマイナ保険証を使用すれば、高額療養費制度の認定証を提示することなく、窓口での支払いが自己負担限度額までに抑えられます。これにより、役所での手続きが不要となり、ご自身の負担が減るでしょう。
また、確定申告時の医療費控除手続きも、マイナポータルとe-Taxの連携により医療費情報が自動入力されるため、申告が簡単になります。

データに基づいた適切な医療を受けられる

マイナ保険証を利用すると、登録されたお薬情報や特定検診情報を医師や薬剤師が確認できるため、データに基づいた適切な医療を受けられますたとえば、お薬の重複や薬の副作用リスクを防ぎ、安全性の高い治療が可能です。また、お薬手帳アプリであれば、マイナ保険証でデータを取り込み、情報を記録できます。マイナ保険証を利用すれば、ご自身もお薬の情報を把握しやすくなり、医療機関と連携してより効果的な医療を受けられるでしょう。

なお、「つながる薬局」であれば、マイナ保険証を使ってマイナポータルと連携し、登録されているお薬情報を取り込み可能です。LINEの友だち登録だけで簡単に使えるため、マイナ保険証を有効活用したい方は「つながる薬局」をご検討ください。

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マイナ保険証を利用する3つのデメリット

マイナ保険証の利用には、メリットだけでなくデメリットもあります。
ここでは、マイナ保険証を利用する3つのデメリットについて解説します。

紛失時のリスクが高い

マイナ保険証は個人情報を含むため、紛失や盗難時には悪用されるリスクがあります。また、再発行には手数料1,000円(カード再交付800円、電子証明書200円)が必要で、手続き完了までに約1か月かかります。マイナ保険証を利用する際は、慎重な管理を心がけましょう。

使える医療機関が限定される

マイナ保険証を利用するには、病院や薬局がオンライン資格確認の機器を導入している必要があります未導入や導入していても機器が使えない施設では、従来の健康保険証の提示が求められるため、利用の際に事前確認が必要です。マイナ保険証に対応している施設は、厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用対応の医療機関・薬局等についてのお知らせ」から検索できます。

システム障害時に使えない可能性がある

マイナ保険証は、オンライン資格確認システムを利用して保険資格を確認します。そのため、システム障害が発生した場合にはマイナ保険証が使用できず、従来の健康保険証の提示を求められることがあります。実際に、システムトラブル発生時に健康保険証をもっていなくて自費負担(10割負担)となる事例もありました。また、マイナ保険証によるオンライン資格確認ができないと、現在服用しているお薬情報の共有もできません

このようなリスクを軽減するためにも、LINEの友だち登録で簡単に利用できる「つながる薬局」の利用がおすすめです。「つながる薬局」であれば、マイナ保険証を使ってお薬情報を事前に取り込めるので、病院や薬局のシステムトラブル時でもスマホ1つで円滑な情報提供が可能です。

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マイナ保険証の作り方・使い方


マイナ保険証は、マイナンバーカードに健康保険証を紐付けることで作成できます。
ここでは、マイナ保険証の作り方・使い方について解説します。

マイナンバーカードを作る

まずはマイナンバーカードを作りましょう。マイナンバーカードは、以下3つの方法で作成可能です。

 ・  オンライン申請(PC・スマホから申請)
 ・  郵便による申請
 ・  まちなかの証明写真機から申請

詳しくはマイナンバー総合サイトをご覧ください。申請後の審査が終了すると、マイナンバーカードの交付通知書が届きますので、指定の交付場所で受け取りましょう。

マイナンバーカードを健康保険証として登録する

マイナンバーカードを受け取ったら、健康保険証として使うための利用登録をおこないます。
利用登録申請は、以下3つの方法でおこなえます。

 ・  病院・薬局にある顔認証付きカードリーダーからの申請
 ・  マイナポータルから申請
 ・  セブン銀行ATMから申請

詳細の申請方法は、厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用方法」をご覧ください。

医療機関・薬局でマイナンバーカードを使用する

実際に、病院や薬局でマイナ保険証としてマイナンバーカードを利用する手順について、以下に紹介します。

  1. 顔認証付きカードリーダーを探す(多くは受付付近にあります)
  2. 読み取り口にマイナンバーカードを置く
  3. 認証方法(顔認証または暗証番号)を選択して本人確認をおこなう
  4. 画面の案内を確認し、情報提供の可否を選択する

過去のお薬情報など、健康医療情報の提供に関する同意画面が提示されます。データに基づく適切な医療を受けるには、「同意する」を選択してください。
以上で、病院・薬局によるマイナンバーカードでの受付が完了するため、カードリーダーから忘れずにマイナンバーカードを取り出してください。

マイナ保険証により健康保険証の新規発行停止!健康保険証の今後

マイナンバーカードを健康保険証として利用する「マイナ保険証」への移行が進められています。上記に伴い、従来使われていた健康保険証が廃止されるため、2024年12月2日以降の新規発行が停止されました。ただし、手元にある健康保険証は、有効期限内で最長1年間使用可能です。
マイナンバーカードを持たない方やマイナ保険証の利用登録をしていない方には、「資格確認書」が無償で交付され、これを提示することで従来通りの保険診療を受けられます。

一方、マイナ保険証を保有している方には、「資格情報のお知らせ」が交付されます。「資格情報のお知らせ」はマイナ保険証が利用できない病院・薬局において、マイナ保険証とあわせて提示することで、スムーズな受診が可能です。これらの措置により、マイナ保険証の普及と円滑な医療サービスの提供が図られています。 

まとめ

マイナ保険証について解説しました。マイナ保険証は、健康保険証がマイナンバーカードに紐付いたものであり、初診料や再診料が安くなったり、医療における手続きが簡略化されたりします。一方、紛失時のリスクが大きく、システム障害時などは使えないリスクがあることもふまえて利用する必要があります。

なお、マイナ保険証とあわせて「つながる薬局」を利用すれば、お薬情報の連携などがおこなえて便利です。当記事を参考に、マイナ保険証とあわせて「つながる薬局」を有効活用してください。

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