飲み会続きで胃もたれ・胸焼け・吐き気がつらい!おすすめの市販薬と対処法

健康・予防

執筆者・監修者:薬剤師

「暴飲暴食で胃もたれや胸焼け、吐き気はなぜ起こる?」
「つらいときにはどの市販薬を選べばよい?」
「薬がないときの対処法は?」

飲み会が続き、胃の不快感に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。胃もたれ・胸焼け・吐き気は、原因を知り、症状に合った対応を取ることで軽減可能です。当記事では、不調が起こる仕組みや市販薬の選び方、お薬がない場面での対処法、食事の工夫まで解説します。

最後まで読めば、飲み会後のつらい症状に振り回されず、落ち着いて対応する知識が身につくでしょう。

暴飲暴食で胃もたれ・胸焼け・吐き気が起こる原因とメカニズム

暴飲暴食や飲酒が続くと、胃もたれや胸焼け、吐き気が起こりやすくなります。胃もたれなどが起こりやすくなるのは、アルコールが胃の動きを低下させ、食べ物の排出を遅らせるためです。加えて、アルコールは胃と食道のつなぎ目の働きをする筋肉を緩め、胃酸が食道へ逆流しやすい状態を招きます。

実際に、飲酒後に胃が重い、胸が熱い、胸が気持ち悪いと感じるケースは少なくありません。暴飲暴食が重なると、脂肪分や刺激物が胃酸分泌を促進し、粘膜への負担が増加します。

胃の運動低下と逆流が同時に起こることで、不快症状が強まりやすい点も特徴です。飲み会続きの体調不良は、胃の機能変化が重なって生じるといえます。

飲み会後の胃もたれ・胸焼け・吐き気に効く市販薬の選び方

飲み会後の不調を一括りにしがちですが、症状の出方によって合う市販薬や治し方は変わります。胃の状態や不快感が出るタイミングを整理すると、必要なケアを見極めやすくなるでしょう。

本章では、胃もたれ・胸焼け・吐き気に効く市販薬の選び方を解説します。

空腹時に胸焼けや胃痛が強いなら

空腹時に胸焼けや胃痛が強い場合、胃酸が過剰に分泌されている状態への対処が必要です。胃の中に食べ物が少ないと、分泌された胃酸が粘膜を直接刺激しやすくなります。対策として、胃酸の出過ぎを抑える成分や、弱った胃を守る成分を含む以下の市販薬が有効です。

 ガスター10:H2ブロッカーは胃酸分泌を抑える働きを持つ
 スクラート:胃粘膜修復成分は、刺激から胃を保護し痛みの軽減を補助

空腹時に症状が目立つ場合は、原因に合った成分を選ぶことが改善への近道です。

食後に胃が重く苦しいなら

食後に胃が重く苦しい場合、消化の働きが低下して内容物が胃にとどまりやすい状態です。脂肪分が多い食事や量の多い食事では、胃の動きが鈍くなり、膨満感や圧迫感が出やすくなります。対策として、以下の消化を助ける成分や胃の調子を整える生薬を含む市販薬が役立ちます。

 第一三共胃腸薬:消化酵素が食べ物の分解を助け、胃の重さを和らげる
 太田胃散:健胃生薬が弱った胃の働きを整え、食後の不快感を軽減

食後の重さや苦しさが続く場合、消化を助ける成分を意識して選ぶことが改善につながります。

二日酔いの吐き気やムカムカには

二日酔いによる吐き気やムカムカは、アルコールの分解が遅れ、体内の水分バランスが乱れている状態が主な原因です。からだに余分な水分や老廃物が残ると、胃の不快感や吐き気が続きやすくなります。

対策として、水分代謝を整える働きや、肝臓の負担を助ける成分を含む以下の市販薬が役立ちます。

 五苓散(ごれいさん):体内の水分バランスを整え、吐き気や頭重感の軽減を補助
 ソルマック:肝臓の働きをサポートする成分が、アルコールによる不快感を和らげる
 ヘパリーゼ:栄養成分が代謝を支え、二日酔いによるだるさやムカムカを改善

吐き気やムカムカが強い場合は、からだの状態に合った成分を選ぶことが回復への近道です。

市販薬を使うなら、服用の記録をしておくと、医療機関受診時などに服用履歴や飲みあわせを確認できるため安心です。

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薬がないときに胃もたれ・胸焼け・吐き気を緩和する対処法

お薬が手元にない場面でも、適切な対応により胃もたれや胸焼け、気持ち悪い感覚は和らぎます。ただし、症状の現れ方によって適切な対応は異なるため、やみくもな対策は逆効果になる場合もあり注意が必要です。

まずは症状を確認し、各症状の負担を軽減する対処法を詳しく見ていきましょう。

症状によって正しい方向で横になる

胃もたれや胸焼け、吐き気がある場合、横になる向きによって不快感が和らぐことがあります。

胃は袋状の臓器で、入口は左上に位置しており、左向きで横になると胃液が入口に触れにくくなります。反対に右向きで横になると、胃液が入口付近に集まりやすく、胸焼けを感じやすくなるでしょう。

胃もたれなどの症状があるときは、左向きでからだを休めることで、薬がなくても刺激を抑えやすくなります。

吐き気止めと胃の不調に効くツボを押す

吐き気や胃の不快感がある場合でも、ツボ押しであれば取り入れやすいでしょう。自律神経の働きに関係するツボを刺激すると、胃の緊張が和らぎやすくなります。吐き気止めと胃の不調に対応する代表的なツボは、以下のとおりです。

 内関(ないかん):手首の内側にあるしわから指3本分ひじ側で、吐き気を抑える
 足三里(あしさんり):膝のお皿下外側から指4本分下にあり、胃の動きを整える

ツボを押す際は痛気持ちよい強さで5秒ほど刺激し、数回繰り返すと不調の軽減につながるでしょう。

ベルトを緩めて腹圧を下げ水分を少しずつ摂る

胃もたれや胸焼け、吐き気があるときは、腹部への圧迫を減らし、水分を穏やかに補う対処が有効です。ベルトや締め付けの強い衣類は腹圧を高め、胃の内容物や胃酸が上がりやすくなります。

対策として、腰回りを緩め、上半身を少し起こした姿勢を保つと不快感が軽くなりやすいでしょう。水分補給は一度に多く飲まず、以下を意識すると胃への刺激を抑えられます。

 常温の水や白湯
 少量をこまめに

腹圧を下げる工夫と適切な水分摂取を組み合わせることで、症状の悪化防止につながります。

胃もたれ・胸焼け・吐き気があるときの食事とコンビニ活用術

胃もたれや胸焼け、吐き気があるときは、何を口にするかで回復の早さが大きく変わります。体調に合わない食事や飲み物を選ぶと不快感が長引くため、食事内容の見極めが欠かせません。

本章では、コンビニでも調達できる、症状があるときにおすすめの食事を紹介します。

消化によい食品

胃もたれや胸焼けがあるときは、消化の負担が少ない食品を選ぶことで回復を早めます。胃が弱っている状態には、脂肪や刺激が少なく、水分を多く含む食事が向いています。コンビニで選びやすい食品を、以下にまとめました。

 うどん:麺がやわらかく、温かい汁で胃を冷やしにくい
 おかゆ:消化吸収が早く、胃への刺激が少ない
 バナナ:やわらかく、エネルギー補給がしやすい
 ヨーグルト:少量なら胃腸の調子を整える助けになる

無理に量を取らず、体調に合わせて消化のよい食品を選ぶことが大切です。

アルコール分解を助ける飲み物

二日酔いでだるさやムカムカが続くときは、肝臓の働きを支える飲み物を選ぶことが回復の近道です。肝臓はアルコール分解作業で負担がかかりやすく、適切な水分と栄養補給が欠かせません。コンビニでも手に入りやすい飲み物としては、以下のとおりです。

 しじみ汁:アミノ酸やミネラルが含まれ、肝臓の負担軽減を助ける
 トマトジュース:抗酸化成分や水分が多く、体内の回復を後押しする

一度に大量に飲まず、少量を分けて取ることが大切です。肝臓をいたわる飲み物を選ぶことで、体調の立て直しにつながるでしょう。

症状を悪化させる食品

胃もたれや胸焼け、吐き気があるときは、症状を悪化させやすい食品を避けることが大切です。高脂肪食は胃の動きを鈍らせ、胃酸の逆流や胃もたれを引き起こしやすくなります。また、カフェインは胃酸分泌を促すため、胸焼けやムカムカを強める要因です。

具体的に控えたい食品は、以下のとおりです。

 揚げ物や脂身の多い肉類
 スナック菓子や洋菓子
 コーヒーやエナジードリンク

症状に合う食事選びに迷う場合は、LINEの「つながる薬局」のサービスを通じて薬局・薬剤師へLINE相談する方法も有効です。

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胃もたれ・胸焼け・吐き気が治らない場合の受診目安と危険なサイン

胃もたれや胸焼け、吐き気が続く場合は、早めに医療機関を受診する判断が重要です。市販薬の服用や食事調整をおこなっても数日以上改善しない場合、別の病気が隠れている可能性があります。とくに注意したい危険なサインは、以下のとおりです。

 強い腹痛や胸の痛みを伴う
 吐き気や嘔吐が止まらない
 黒色便や血を含む嘔吐が見られる
 体重減少や食欲低下が続く

上記の症状がある場合は、自己判断を避け、消化器内科などを受診しましょう。

まとめ

飲み会が続くと起こりやすい胃もたれ・胸焼け・吐き気は、原因を理解し症状に合った対応を取ることが大切です。胃酸過多や消化低下、二日酔いなど、不調のタイプごとに市販薬や対処法を使い分けると、つらさを抑えやすくなります。

加えて、姿勢の工夫やツボ押し、食事内容の見直し、適切な水分補給も回復を支える重要なポイントです。

改善しない場合や危険なサインがある場合は医療機関を受診しましょう。

当記事を参考に、飲み会後を快適に過ごせるよう、無理のないセルフケアを日常に取り入れてください。

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