近年、糖尿病は若い世代にも広がりを見せており、予防と適切な治療管理の重要性が高まっています。
あなたの身の回りに糖尿病の方はいませんか?そして、増え続けている糖尿病に対する知識を少しでも身につけることで、あなたの身近な人やあなた自身のためのもなります!
筆者が薬剤師として日々、多くの患者さんと接する中で感じる課題と、最新の治療法、そして便利になった薬局のサービスについてご紹介します。
この記事を読むことで、糖尿病に対する知識をより得ることができます!
増加する若年層の糖尿病
「糖尿病は年配の方の病気」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし、実際には若い世代での発症が急増しています。米国疾病予防管理センター(CDC)の発表によると、このまま対策を講じなければ、2060年までに若年層の糖尿病患者は70%も増加すると予測されています。実は20~39歳の若者における糖尿病の有病率は、2013年から2021年にかけて約1%上昇しているのです。
特に2017年以降、上昇傾向が顕著になっています。日本人の場合、特に注意が必要です。私たちは欧米人と比べて、少ない摂取カロリーでも糖尿病を発症しやすい傾向があるのをご存じでしょうか。
これは、日本人特有の体質によるものです。実は、私たちの体は、過剰に摂取されたカロリーをうまく処理できない遺伝的な特徴を持っています。そのため、わずかな体重増加でも糖尿病のリスクが高まってしまうのです。
糖尿病の早期発見と予防のために
糖尿病の怖さは、自覚症状がないまま病気が進行してしまうことです。最新の研究によると、成人での糖尿病発症リスクは、実は8歳頃から形成され始めることがわかっています。そのため、若いうちからの予防が極めて重要です。
特に気をつけたい生活習慣のポイントをご紹介します。
まず、食事については、急激な血糖値の上昇を防ぐことが大切です。
具体的には、
・食事は一日三回、規則正しく
・野菜から先に食べる
・ゆっくりよく噛んで食べる
・夜遅い食事を避ける
などがおすすめです。
運動については、急に激しい運動を始めるのではなく、日常生活の中で少しずつ活動量を増やすことをお勧めします。
具体的には、
・エレベーターの代わりに階段を使う
・近場への買い物は徒歩で
・通勤時に一駅分歩く
・休日は家族で散歩を楽しむ
などがおすすめです。
進化する糖尿病治療
糖尿病の治療は、この数年で大きく進歩しています。特に、治療薬の選択肢が広がったことで、患者さん一人ひとりの生活スタイルに合わせた治療が可能になりました。
例えば、従来の糖尿病治療薬は毎日の服用が必要でしたが、最新の薬の中には週1回の服用で済むものも登場しています。注射薬についても、1日1回の持効型インスリンや、食事の時だけ使用する超速効型インスリン、さらには週1回の注射で済むGLP1受容体作動薬など、選択肢が豊富です。これらの治療法の特徴をよく理解し、自分に合った方法を選ぶことが、治療を続けていく上で重要といえるでしょう。
そのためには、医師や薬剤師に気軽に相談できる環境が必要です。
新時代の糖尿病ケア:つながる薬局のご紹介
そこで、特におすすめしたいのが「つながる薬局」のサービスです。
LINEを活用することで、薬局の薬剤師から糖尿病治療に必要な様々なサポートを、より便利に受けることができます。
その特徴を、簡単に紹介していきます。
1.スマートな処方箋送信サービス
病院で処方箋をもらったら、すぐにLINEで送信できます。
例えば、診察後に急いで会社に戻る必要がある場合でも、移動中にスマートフォンで処方箋を送信しておけば、薬の準備ができた時点で通知が届きます。受け取り時間も指定できるので、薬局での待ち時間が大幅に短縮でき、お仕事の都合に合わせて薬を受け取れます。
2.便利なオンライン服薬指導
ビデオ通話を通じて、薬剤師とじっくり相談できます。
「薬の飲み方を詳しく知りたい」「副作用が心配」「食事の制限について相談したい」など、気になることを落ち着いて相談可能です。また、薬の配送サービスと組み合わせることで、自宅にいながら服薬指導を受け、薬を受け取ることもできます。
3.安心の電子お薬手帳
お薬が処方された履歴をスマートフォンで簡単に管理できます。
糖尿病の治療では、他の病気の治療薬との飲み合わせにも注意が必要です。電子お薬手帳があれば、過去のお薬情報をいつでも確認でき、医療機関の受診時にも役立ちます。また、家族のお薬情報も一緒に管理できるので、ご家族の健康管理にも便利です。
4.いつでも気軽に健康相談
LINEを通じて、いつでも気軽に薬局の薬剤師に相談できます。
例えば、「今日は運動して血糖値が下がっているかもしれないけど、薬は通常通り飲んだほうがいいの?」といった疑問にも、経験豊富な薬剤師がお答えします。気になったときに相談できるので、安心して治療を続けることができます。
糖尿病予防に関する最新の研究から
最新の研究によると、一日の中で運動するタイミングも血糖値の管理に重要だということがわかってきました。特に、食後の軽い運動は、血糖値の急激な上昇を抑える効果があるとされています。
また、十分な睡眠を取ることの重要性も明らかになっています。睡眠不足が続くと、インスリンの働きが低下し、血糖値が上がりやすくなります。米国の研究では、7時間以上の良質な睡眠を取ることで、糖尿病のリスクを大幅に下げられることが報告されています。
このように科学的な根拠に基づいたアドバイスを受けることで、より効果的な糖尿病管理が可能になります。
仕事や学業と両立する糖尿病管理
糖尿病の管理と仕事の両立は、多くの方が直面する課題です。以下のようなポイントを意識することで、より良い管理が期待できます。
・デスクに低糖対策の飴やブドウ糖を常備
・授業の合間に簡単な血糖値チェック
・学食でのバランスの良いメニュー選び
・部活動での適切な運動強度の維持
・試験期間中のストレス管理
・会議が長引く時は、休憩を取って血糖値をチェック
・残業時の食事管理の工夫
・通勤時間を利用した軽い運動
LINEの「つながる薬局」サービスは、こうした仕事中の急な相談にも対応できます。薬の飲み忘れや食事の相談など、業務の合間にさっと質問できるのが便利です。
旅行時の薬の管理方法
楽しい旅行も、薬の管理をしっかりしないと台無しになってしまいます。以下のポイントを押さえておきましょう。
<国内旅行の場合>
・薬は余裕を持って多めに持参
・保冷が必要な薬の携帯方法
・現地の医療機関の確認
・電子お薬手帳での情報管理
<海外旅行の場合>
・英文の診断書の準備
・薬の海外持ち出し手続き
・時差での服薬時間の調整
・現地での食事管理のコツ
薬剤師からのメッセージ
糖尿病の治療は、決して一人で抱え込む必要はありません。特に若い世代での発症が増加している今、早期発見と適切な治療管理が何より大切です。最新の治療法や便利なサービスを活用することで、より良い治療成果を得ることができます。
例えばLINEの「つながる薬局」のサービスを使えば、薬局の薬剤師に日々の不安や疑問をすぐに相談でき、確実な服薬管理もサポートします。
私たち薬剤師は、皆さまの健康な生活を支えるパートナーとして、しっかりとサポートさせていただきます。糖尿病に関する不安や疑問点があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
まずは、お近くの「つながる薬局」サービス対応の薬局で、サービスについてお尋ねください。
つながる薬局は、薬局への処方箋送信から薬局へのお薬相談、お薬手帳までLINEひとつでご利用いただけるサービスです!
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