お薬の副作用とは?知っておくべき基本と対応するうえでのポイント

お薬

「お薬の副作用ってなに?」
「副作用は何で起こるの?」
「副作用が起こるお薬は?副作用の症状は?」

お薬を服用する際、副作用について上記のような不安を感じることはないでしょうか。
副作用は、期待される効果とは別に生じる有害な作用を指し、誰にでも起こる可能性があります。この記事では、副作用の基本的な定義や発生する原因、副作用が起こりやすいお薬の種類や症状について詳しく解説します。記事を読むことで、副作用について正しく理解でき、安全にお薬を服用するための知識を身につけられるでしょう。

お薬の副作用に関する基本知識

お薬を服用すると、期待される効果とともに望ましくない影響である副作用が現れることがありますお薬を服用した後の副作用には個人差があるため、注意が必要です。副作用に関して正しく理解し、適切に対応するための基礎知識を押さえることが重要です。
お薬の副作用に関する基本を詳しく見ていきましょう。

副作用の定義

副作用とは、期待される効果とは別に生じる有害な作用を指します。独立行政法人医薬品医療機器総合機構法では、副作用を「医薬品、医療機器等の使用による有害かつ意図しない反応」と定義しています。​※参考:e-GOV法令検索「独立行政法人医薬品医療機器総合機構法」

副作用は、適正なお薬の使用であっても起こり得るものです。そのため、​副作用を正しく理解することは安全なお薬の使用に不可欠であり、医療従事者と患者さんが協力して情報を共有し、適切な対応をとることが重要です。

副作用の種類

副作用には、以下のような種類があります。​

  お薬の作用に基づく副作用:​主な効果が強く現れることで、眠気や便秘などが生じる
  アレルギー反応による副作用:お​薬の成分に対する免疫系の過剰反応で、発疹やかゆみ、重篤な場合はアナフィラキシーショックを引き起こす
 お薬の相互作用による副作用:​複数のお薬を同時に使用することで、お薬同士が影響しあい、副作用が強く出る

これらの副作用を理解し、適切に対応することが重要です。

副作用とアレルギーの違い

副作用とアレルギーは、以下のように異なる概念です。

 副作用:お薬の主な効果以外に生じる有害な作用。抗生物質による下痢などが該当。
 アレルギー:免疫系の過剰反応。発疹やかゆみ、重篤な場合はアナフィラキシーショックを引き起こす。

アレルギー反応も副作用の一種に含まれることがあります。なお、お薬の性質による副作用は誰にでも起こり得ますが、アレルギー反応は個人の体質によって異なります。

お薬の使用で副作用が起こる原因

お薬を適切に使用しても、副作用は起こることがあります。影響を受ける要因はさまざまあるため、原因を理解し、リスクを抑えることが大切です。ここでは、お薬の使用で副作用が起こる要因について、詳しく見ていきましょう。

用量と投与方法の影響

お​薬の用量と投与方法は、副作用の発現に大きく影響します。​適切な用量を守らないと、お薬の血液中の濃度が過剰になり、副作用が起こりやすくなりますまた、投与方法を誤るとお薬の吸収や効果に影響し、副作用のリスクが高まるでしょう。そのため、医師や薬剤師の指示に従い、適切な用量と投与方法を守ることが重要です。

体質や遺伝の影響

副作用は、体質や遺伝によって出やすい人や出ない人がいます。お薬の代謝に関わる酵素の働きには個人差があり、お薬の分解が遅い人は成分が体内に長く留まり、副作用が出やすくなります。また、遺伝的に特定のお薬に過敏に反応する体質の人は、通常の用量でも強い副作用が現れることもあるのです。

アレルギー体質や持病の有無も影響を与えるため、自分の体質を知り、医師や薬剤師と相談しながらお薬を使用することが重要です。

お薬同士の相互作用

複数のお薬を併用すると、お互いに作用を強めたり弱めたりする「薬物相互作用」が起こり、副作用が発現しやすくなります。たとえば、あるお薬が肝臓の代謝酵素を阻害すると他のお薬の分解が遅れ、血中濃度が上昇して副作用が強まることがあります。また、利尿薬と強心薬を併用すると体内のバランスが崩れ、副作用のリスクが高まることもあるのです。

相互作用を防ぐためには服用中のお薬を医師や薬剤師に伝え、適切な指導を受けることが重要です。お薬同士の相互作用が気になる方は、薬局の薬剤師へ相談してみましょう。
薬局の薬剤師への相談には、LINEの「つながる薬局」というサービスが便利です。「つながる薬局」は、お好みの薬局をかかりつけ薬局として登録すれば、気軽に薬局の薬剤師へLINE経由で相談ができるようになります。ぜひご利用を検討してみてください。

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副作用が起こる可能性のあるお薬と症状

副作用は、種類や体質によって異なり、めまいや吐き気などが現れることがあります。
以下に、代表的なお薬とその副作用を一覧にまとめました。

お薬の種類 主な副作用
風邪薬 眠気、めまい
花粉症治療薬 眠気、口の渇き、倦怠感
向精神薬 眠気、ふらつき、吐き気
睡眠薬 記憶障害、倦怠感
ステロイド(塗り薬) 皮膚の薄化、赤み
コレステロール低下薬 筋肉痛、肝機能障害
糖尿病薬 低血糖、吐き気
降圧薬 立ちくらみ、むくみ
抗血栓薬 出血しやすい、胃腸障害
喘息治療薬 動悸、興奮状態
抗てんかん薬 眠気、めまい

副作用が出やすい人と出にくい人がいるため、自己判断でお薬を中断せず、医師や薬剤師と相談しながら使用することが重要です。

お薬の副作用を予防する対策と対応方法

副作用は、適切な対策をとることでリスクを抑えられます服用前に注意すべき点や、体調の変化に気づいた際の対応を知ることが大切です。ここでは、副作用を予防する方法や、発生時の対応について詳しく見ていきましょう。

副作用の予防方法

すべての副作用を完全に予防することは困難ですが、適切な対策を講じることでリスクを軽減できます。たとえば、胃に負担をかけるお薬を服用する際には、食後に服用する、胃のなかに食べ物や飲み物を入れてから服用することで、胃粘膜への刺激を和らげられます。また、用法・用量を守り、自己判断での増減を避けることも重要です。

複数のお薬を併用する場合は、相互作用による副作用のリスクが高まるため、医師や薬剤師に相談し、適切な指導を受けることが必要です。日頃から自身の体質やアレルギー歴を把握し、医療従事者に伝えることで、より安全な薬物療法を受けることが可能となるでしょう。

副作用が出たときの対応方法

副作用が出たら、医師や薬剤師に相談することが大切です。自己判断でお薬を飲むのをやめると、病気が悪化する可能性があります。軽い症状であれば経過観察で問題ない場合もありますが、発疹や息苦しさなどの重い症状が出たら、すぐに医療機関を受診しましょう。

また、副作用か判断に迷うときは、薬剤師に相談することで適切な対応を知ることが可能です。LINEの「つながる薬局」であれば、友だち登録をするだけでサービスを利用開始でき、ご自身の生活に合った薬局をかかりつけ薬局として登録をすると気軽にLINEで相談も可能なため、ご利用を検討してみてください。

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実例で学ぶお薬の副作用に関するケーススタディ

副作用は軽度なものから重篤なものまで幅広く存在します。日常的に起こりやすい症状もあれば、早急な対応が必要なケースもあります。実際の事例を知ることで適切な判断と対策が可能になるため、副作用の一般的な事例と重篤な事例について詳しく見ていきましょう。

一般的な副作用の事例

副作用として、眠気は一般的に見られる症状の一つです。特に、抗ヒスタミン剤を含む花粉症のお薬や風邪薬などは、眠気を引き起こす可能性があります。軽微に思える眠気でも、車の運転中に発生すると重大な事故につながるリスクがあります。実際に、副作用による交通事故の報告も存在するため、眠気があるお薬を服用する場合には医師・薬剤師の指示を確認し、運転など注意が必要な作業を避けることが重要です。

また、眠気以外にもめまいやふらつきなどの副作用が現れるお薬もあります。 これらの副作用が出た場合は、無理をせず適切な対応を心がけることが大切です。​

重篤な副作用の事例

副作用のなかには、スティーブンス・ジョンソン症候群や中毒性表皮壊死融解症といった重篤な皮膚障害が発生することがあります。発熱や倦怠感が初期症状として現れ、その後に皮膚や粘膜に発疹やびらんが生じます。特に中毒性表皮壊死融解症では皮膚が広範囲に剥がれ、命に関わることもあるのです。

副作用が疑われる場合は、自己判断せず速やかに医療機関を受診することが大切です。服用後の体調変化に注意し、異変があればすぐに対処しましょう。

まとめ

副作用は、適正にお薬を使用しても発生する可能性があり、正しく理解し対応することが重要です。副作用の種類や原因を知ることで、リスクを抑え、安全に服用する対策を講じられます。また、異変を感じた場合は自己判断せず、医師や薬剤師に相談し適切な対応をとることが大切です。この記事を参考に、副作用の知識を深め、安全なお薬の服用を心がけましょう。

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