冬の感染症シーズン到来!今から知っておきたい薬局の上手な活用法

薬局

寒くなってきて、「体の調子が良くない」「風邪だけは気をつけないと・・・」と思っていませんか?
感染症は罹ってからが本当に辛いですよね。
冬はインフルエンザやノロウイルスなどの感染症が流行する季節です。万が一に備えて、意外と知られていない薬局の活用法を今のうちに押さえておきましょう!
薬局は、実は薬だけをもらいに行くところではないことをご存知ですか?
この記事を読むことで、冬に流行しがちな感染症に対する薬局の活用法を知ることができます。

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薬局ってどんな場所?!

薬局とは薬剤師が常駐しており、調剤室がある場所のことを指します。薬剤師が調剤業務をおこなう場所のことで、病院で処方された医療用医薬品と呼ばれる薬や、薬局で製造した薬局製造販売医薬品を取り扱うことが可能です。
薬局と聞くと「薬を買う場所・もらう場所」と考える人が多いでしょう。
しかし薬局の役割はそれだけではありません。

  • 薬局の基本的な役割は
  • 薬局とドラッグストアとの違いとは

上記2点について解説します。

薬局の基本的な役割とは

薬局の役割はひとつだけではなく、大きく分けて6つに分かれます。

  • 医師からの処方箋に基づき薬を調剤する
  • 薬の説明や飲み合わせなどの相談にのる
  • 患者さんの健康サポートをする
  • 医療機関との連携をおこなう
  • 医療機器や医薬部外品、化粧品の販売や相談
  • OTC(市販薬)の販売

処方箋に基づいて調剤したり説明したりするのは、薬局の基本的な役割です。患者さんによってはいくつかの薬局を利用し、病院の一番近い薬局で薬をもらっていることが多いでしょう。
ほかの薬局で調剤してもらった薬との飲み合わせが大丈夫なのかどうか、体調に関する相談にのるのも、薬剤師の仕事のひとつなのです。

医療機関との連携をおこなうのも薬局の役割です。
たとえば入院をしていた人が退院する際に、医療機関と連携して薬を継続して服用できるようにサポートをします。先に服用している薬を入院先から共有してもらえれば、退院後も安心です。
また、患者さんの薬と健康に関するサポートだけが薬局の仕事ではありません。
薬局によってはOTCと呼ばれる市販薬や医療機器、化粧品を購入する場所でもあるのです。

薬局とドラッグストアの違いとは

薬局には種類があり、それぞれ「薬局」「薬店」と呼ばれています。
薬剤師がいて、なおかつ調剤室があることを「薬局」の条件としていますが、「薬店」は薬を取り扱うお店のことを指し、調剤室があることを求められていません。
店舗販売業の許可をもらっているのは薬局・薬店ともに共通しています。

ドラッグストアも薬店と同じでしたが、近年ではドラッグストア内にも薬剤師が常駐し、調剤室を併設している店舗が増えてきています。
以下にそれぞれの条件を表にしました。

種類 特徴
薬局
  • 薬剤師が常駐、調剤室がある
  • 店舗販売業の許可あり
ドラッグストア
  • 薬剤師が常駐、調剤室がある(店舗による)
  • 店舗販売業の許可あり
薬店
  • 薬剤師の常駐はなし
  • 店舗販売業の許可あり

もし処方箋をドラッグストアで調剤してもらうのであれば、調剤室が併設されている店舗なのかを確認しましょう。

病院に隣接した薬局でないとダメ?!

病院から処方してもらった薬をもらうときは、隣接した薬局でなくても問題ありません。
薬局を選ぶ際には、以下2点のことも理解しておく必要があります。

  • 薬局選びの自由
  • 薬局ごとの特徴を知ろう

全国どこの薬局でも、処方箋を持ち込めば調剤してもらえます。
処方箋を持参し、薬局で受付をした際に薬の在庫があればその場ですぐに処方してもらうことが可能です。もし在庫がなかった場合は、数日中に取り寄せてもらうこともできるため、その都度相談してみましょう。

薬局選びの自由

薬局業務運営ガイドラインでは「薬局は国民が自由に選択できるものでなければならない。」と記載しています。「職場や家の近くで薬を用意してもらった方が、便利だし何かあったときに相談できるし頼れる」と思う人もいます。個人のニーズに合わせて、薬局は自分自身で選べるのです。

薬局ごとの特徴を知ろう

自分のライフスタイルに合った薬局なのかどうか特徴を知っておくことは、薬局選びのポイントとなります。普段の生活のなかで、学校や仕事が忙しいと「薬局で薬を待つ時間も惜しい」と思う人もいるでしょう。処方箋を事前に送信しておき、あとで薬を受け取るサービスをしていれば、薬局での待ち時間も短縮可能です。
また、冊子タイプのお薬手帳を持ち歩かない人は、電子お薬手帳に対応している薬局なのかどうかも確認しておくとよいでしょう。

つながる薬局は自分のライフスタイルに合わせられ、簡単に薬が受け取れて気軽に相談ができ、お薬手帳もひとつになっているサービスです。

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処方箋がないと薬局に行ってはいけない?!

医師から処方箋を受け取っていなくても、薬局に行って健康についての相談や薬の相談をすることは可能です。
「処方箋がないと薬局には行きづらい…」と思っている人もいるかもしれません。

  • 処方箋は必須じゃない
  • 体調不良や予防策などの健康相談が可能

薬局の役割を理解していれば、上記2点についても問題ないと判断できるはずです。
では詳しく解説いたします。

処方箋は必須じゃない

薬局は医療機関を受診してから行くところだと思っている人が多いかもしれません。
もちろん医者からもらった処方箋にかかれた薬を調剤してもらうために行くところですが、薬局の役割はそれだけではありません。

たとえば、ほかの薬局で調剤してもらった薬について相談したいと思うときがあるでしょう。そのときに、実際に調剤してもらった薬局に行かなければいけないという決まりはありません。
薬の飲み合わせなど、薬全般についての相談は処方箋がなくてもできるのです。

体調不良や予防策などの健康相談が可能

「体調が悪いときに、病院が開いていないから市販薬を飲んでもいい?」
「家族がインフルエンザになってしまったんだけど、うつらない方法はある?」
上記のように、体調不良に対しての対処法や感染症予防の方法などを相談することも可能です。

感染症が流行する時期は、とくに自分の健康面が心配になるでしょう。地域密着の薬局であれば、周辺の感染症の流行状況も把握している可能性が高いため、信頼できる情報を提供してもらえるはずです。
自分が健康でいられるようにするために、薬局では対処法や予防についての相談ができます。

普段から上手に薬局を活用するために知っておきたいこと


薬局は自分で好きな場所を選べます。

  • 自分に合った、相談できる薬局を選ぶメリット
  • 医者以外の相談先の選択肢があることの大切さ

自分や家族のことを相談できる薬局があるだけで、何かあったときに頼れます。また「医者に相談するようなことではないけど、不安だな」と思ったときに、薬局という選択肢があると安心するでしょう。

自分に合った、相談できる薬局を選ぶメリット

悩みや不安があったときに、すぐに相談ができる薬局だと「次もこの薬局に相談しよう」と思えますよね。薬局は、薬の専門家でもあり健康をサポートするパートナーです。自分に合った薬局選びをすることで、さまざまな健康サポートを受けられるでしょう。

薬局には「かかりつけ薬局」というシステムも存在します。営業していない時間でも薬の相談ができ、在宅サポートもできるのが魅力です。
処方医や医療機関と連携する機能も備わっているため、自身が相談している薬局で登録できるのならしておくとよいかもしれません。

医者以外の相談先の選択肢があることの大切さ

医者以外に自身の体調についてや飲んでいる薬、飲み合わせなどの相談ができることは、自分の健康を維持することにつながります。薬局へ行ったり、電話を通じて相談したりするのもよいですが、学校や仕事がある人は普段の生活のなかで薬局に気軽に行くことは難しいでしょう。

だからこそ、気軽に薬局に相談ができると便利ですよね。最近ではスマホから健康相談をすることが可能となっています。
健康面で不安なこと、市販薬を含めた薬の飲み合わせについてなど、気になったことがあればぜひ相談してみましょう。

最近では、スマホを使って薬局に相談できるサービスが登場しており、便利に活用する方が増えています。例えば、LINEを利用した「つながる薬局」は、健康相談が気軽にできるだけでなく、処方箋送信やお薬手帳、オンライン服薬指導といった便利な機能も備えています。
薬局は、ただ薬を受け取るだけの場所ではありません。健康についての疑問や不安を解消し、日々の生活をサポートしてくれる心強い存在です。ぜひ、こうした便利なサービスを積極的に活用していきましょう。

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