インフルエンザ流行を乗り切るために、薬局で受けられるサポートとは?

薬局

季節が瞬く間に移り変わり、インフルエンザの感染者が増加しています。薬局を上手に活用して、インフルエンザの流行シーズンを乗り切るためのポイントをご紹介します。
実は、薬局がインフルエンザ予防に対する相談や関連製品の販売、様々な支援をしていることはご存知でしたか?
この記事を読むことで、薬局を活用したより積極的なインフルエンザ予防を図ることができます!

LINEひとつでお薬手帳「つながる薬局」待ち時間の削減や薬剤師への相談もできる
「つながる薬局」は薬局での待ち時間、お薬情報の管理、お薬についての不安などがすべてLINEで解決します。薬剤師によるオンラインでの服薬指導によるお薬の宅配まで可能。

今年のインフルエンザ流行、どうなる?

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症です。感染から1日~3日の潜伏期間を経て、38℃以上の高熱や頭痛、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状が突然現れます。また、一般的な風邪と同じように、鼻水や咳などの上気道炎症状が出ることも。高齢者は肺炎や気管支炎を合併することも多いため、できるだけ早めの受診が望ましいです。

インフルエンザは、例年11月下旬~12月上旬頃から患者数が増え、1月~3月に流行のピークを迎えると予測されています。しかし、2024年11月上旬には、インフルエンザの全国的な流行が始まったと発表されました。流行に入ったタイミングは、1年を通して流行した2023年を除いて2番目に早いものです。2023年3月からマスクの着用が個人の裁量になったことや、手洗い・うがいやアルコール消毒などの感染対策への意識が低下していることから、インフルエンザの感染リスクは高いでしょう。感染対策に気を配り、自分の身を守ることが大切です。

薬局への来局傾向

2024年は例年よりも、インフルエンザの流行期に入った時期が早いため、薬局への来局者の増加時期も例年よりも早いといえるでしょう。インフルエンザの予防接種率が低下傾向にあるため、今後も感染者数および来局者数の増加がみられると考えられます。

患者さんの傾向

今年流行し始めたインフルエンザは、熱が出ない人が多い傾向にあります。昨年インフルエンザが流行した際に2回~3回感染した人は、体内に免疫が残っているため、発熱がなく軽症となるケースがみられるのです。発熱などの自覚症状が薄いため、医療機関への受診や検査にはいたらず、治療を受けないままほかの人に移してしまうこともあります。インフルエンザB型の流行時期が早いのも、2024年の特徴といえるでしょう。

昨年に引き続き、5歳~9歳の感染者数が最も多いのが現状です。インフルエンザが悪化すると、脳炎や肺炎などの重大な合併症を発症することもあるため、早めの予防接種をおこなうとともに「インフルエンザかもしれない」と思ったら、できるだけ早く受診しましょう。

インフルエンザが流行する中で薬局にできること


インフルエンザの流行期には、地域の患者さんに安心してもらえるように、薬局ではさまざまなサポートをおこなっています。
「インフルエンザにかかりたくないから、できれば薬局にいる時間を短縮したい」「インフルエンザのつらい症状を緩和する方法を知りたい」など、患者さんの要望を詳しく聞き取って適切な対応をおこなうのが、薬局の重要な役目だからです。

薬局内での対応は、皆さんの想像以上に多岐に渡ります。ここからは、インフルエンザが流行するなかで薬局内でおこなわれていることを解説します。

予防支援

薬局では、インフルエンザワクチンの接種について、患者さんの不安を取り除き適切な時期に実施できるように相談に乗っています。インフルエンザワクチンを打つことで、インフルエンザ発症の可能性を減らしたり、重症化を予防したりする効果が期待できます。しかし、ワクチンを接種してもインフルエンザにかかるケースがあることから「ワクチンには意味がない」という誤解を抱き、接種をためらう人が多いのも事実です。副作用への懸念から、ワクチン接種を控えたい人も少なくありません。インフルエンザワクチンへの誤解を解き、重症化を防ぐために年に1度接種の機会をもつように薬局では情報提供もおこなっています。
インフルエンザの罹患を防ぐには、日常生活での感染対策も十分におこなうべきです。

 ・部屋の湿度を50%~60%に保つ
 ・人混みや繁華街への外出を控える
 ・こまめな換気をおこなう
 ・休養をしっかりとる
 ・消化のよい栄養バランスのとれた食事を摂取する

正しい手洗い方法の指導もおこなっています。さらに、アルコール消毒剤やマスクなどの衛生用品も幅広く取り扱っていて、相談内容に応じておすすめの製品を紹介しています。

症状に応じたアドバイス

薬局では「もしかしてこれはインフルエンザ?」と思う症状が現れたときに、医療機関を受診する目安や、症状を緩和する方法をアドバイスしています。

医療機関で処方される抗インフルエンザ薬のなかには、服用方法が少し難しいものもあります。また、インフルエンザにかかったときには使用を控えてほしい解熱鎮痛薬もあるのです。薬局では、薬の効果を最大限に発揮しつつ、予期せぬ体調の悪化を防ぐために、正しい情報提供をおこなっています。インフルエンザの症状を和らげるためにおすすめの市販薬などの提案もできますので、相談してみましょう。

医療機関との連携支援

医療機関のなかには、FAXで処方せんの内容を薬局に送り、速やかに薬を渡せるように連携をとっているところも多くあります。患者さんの希望に合わせて薬局に送付する体制を整えているところも多いため、受付で相談してみてください。また薬局では、医療機関から処方される抗インフルエンザ薬が患者さんの手元に届くように、ときには他薬局とも連携しつつ在庫を確保しているので、安心して来局してくださいね。

インフルエンザにかかると、熱も高く意識が朦朧としてしまうことも多いです。体調が悪いなかで薬を受け取るまでの待ち時間が長いと、さらにつらい思いをすることになります。また「ほかに来局している患者さんにもインフルエンザを移してしまうのではないか」と心配する人も少なくありません。普段通っている薬局で具合が悪そうな人を見ると、薬局に滞在するのをためらうこともあるでしょう。

いつも使っているスマホアプリを通じて、薬局と処方せんや薬に関する相談などのやりとりができる便利なサービスがあることをご存知ですか?薬局での滞在時間の短縮や、自宅での薬の相談ができたらうれしいですよね。

「つながる薬局」というサービスでは、LINEから薬局への処方箋の送付や、メッセージ機能を使って薬剤師に自宅から薬や症状の相談をすることが可能です。薬局では感染対策をしっかりおこなっているものの、インフルエンザの患者さんと接する機会がないとは言い切れません。「つながる薬局」を使って事前に処方箋を送ることで、薬が出来上がるまでの薬局での待ち時間がなくなるため、薬局での滞在時間を減らせるのがメリットです。

また体調が悪いときに、自宅にいながら症状に応じたアドバイスを受けられるのもうれしいですよね。お薬手帳もLINEで管理できるため、受診の際に忘れる心配もありません。インフルエンザの流行期、感染を防いで元気に過ごすために「つながる薬局」のサービスを有効活用してくださいね。

つながる薬局は、薬局への処方箋送信から薬局へのお薬相談お薬手帳までLINEひとつでご利用いただけるサービスです!
つながる薬局はこちら

LINEひとつでお薬手帳「つながる薬局」待ち時間の削減や薬剤師への相談もできる
「つながる薬局」は薬局での待ち時間、お薬情報の管理、お薬についての不安などがすべてLINEで解決します。薬剤師によるオンラインでの服薬指導によるお薬の宅配まで可能。
タイトルとURLをコピーしました