結膜炎は市販の目薬で治る?正しい選び方と受診目安、薬局時短活用術も紹介

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執筆者・監修者:薬剤師

「結膜炎は市販の目薬で治る?」
「家族にうつさないための正しい対応方法は?」
「結膜炎で受信する目安は?」

結膜炎に悩む方であれば、上記のような疑問を抱くことが多いでしょう。
結膜炎は原因に応じた対処をおこなえば、市販薬でも改善が期待できる一方、受診が必要なケースも存在します。

本記事では、結膜炎の症状や種類、市販薬の選び方、受診目安、感染対策、薬局の時短活用について解説します。最後まで読めば、結膜炎に関する正しい知識を身につけられ、不安を減らしながら適切に対処できるようになるでしょう。

結膜炎は市販の目薬で治る?

結膜炎は原因や進行度によって対処方法が異なり、適切な判断が回復の早さを左右します。自己判断での対応が症状悪化につながる場合もあるため、正しい知識を押さえておく必要があります。

本章では、結膜炎は市販の目薬で治るのか、基本的なポイントを詳しく見ていきましょう。

結膜炎の初期症状

結膜炎とは、結膜に炎症が生じ、白目の充血や目やになどが現れる疾患です。初期では片目だけに症状が出ることもあり、かゆみや異物感が徐々に強まる傾向が見られます。

結膜炎における主な初期症状は、以下のとおりです。

 白目の充血
 目やにの増加
 かゆみやゴロゴロ感
 涙が出やすくなる

細菌やウイルスなど原因によってはうつる可能性があり、症状の特徴を踏まえた早期対応が重要です。

市販薬で対応可能なケース

市販薬で対応できる結膜炎は、症状が軽度で進行していない場合に限られます。かゆみや軽い充血などが中心で、日常生活への影響が少ない段階であれば、市販の目薬による対処で様子を見ることが可能です。

具体的には、以下のような状態であれば市販薬で対応可能でしょう。

 軽い充血のみで視力低下がない
 目やにが少量で透明に近い
 かゆみや違和感が軽度

症状が悪化する、痛みや強い充血が出る場合は重症化や感染性の可能性もあるため、早期受診が必要です。

結膜炎の応急処置と注意点

結膜炎の症状を悪化させないためには、初期対応が重要です。誤った対処は炎症の長期化や感染拡大につながるため、基本的な対応を確実に実施する必要があります。

結膜炎の応急処置として、以下の対応が有効です。

 目をこすらず刺激を避ける
 コンタクトレンズの使用を中止する
 タオルや洗面用品の共用を避ける
 手洗いを徹底する

適切な対応をおこなうことで症状の悪化や周囲への感染リスクを抑えられるため、日常生活での管理が欠かせません。

結膜炎の種類とは?

結膜炎は原因によって症状の現れ方や対応方法が異なり、正しく見極めることが重要です。誤った判断は症状の長期化や周囲への感染拡大につながります。

本章では、代表的な結膜炎の種類について解説します。

ウイルス性結膜炎

ウイルス性結膜炎は強い感染力を持ち、人から人へうつるため注意が必要な疾患です。はやり目やプール熱として知られ、アデノウイルスが主な原因で急激に発症する傾向があります。

ウイルス性結膜炎の主な症状は、以下のとおりです。

 強い充血とまぶたの腫れ
 多量で粘り気のある目やに
 涙が増え、異物感や痛みを伴う

保育園など集団生活で広がりやすく、仕事や出勤の制限が必要になる場合もあります。細菌性との違いとして症状の強さや感染力の高さが挙げられ、周囲への配慮を含めた対応が重要です。

細菌性結膜炎

細菌性結膜炎は、細菌感染により発症する結膜炎の一種です。インフルエンザ菌などが原因となり、比較的穏やかな経過をたどる場合が多いです。

細菌性結膜炎の主な症状を、以下にまとめました。

 黄色い膿性の目やにが多く出る
 まぶたが張り付くような症状
 軽度から中等度の充血

目やにの性状が見極めの手がかりとなり、朝起床時に症状が強く出やすい点も特徴です。抗菌薬による治療が効果的とされ、適切な対応により改善が期待できます。

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎は、感染ではなくアレルギー反応によって起こる結膜炎です。花粉やハウスダストが原因となり、両目に症状が出る点が特徴です。

アレルギー性結膜炎の主な症状を、以下にまとめました。

 強いかゆみが持続する
 水状の涙が多く出る
 両目に同時に症状が現れる

目やには少なく透明で、こすりすぎると炎症が悪化しやすい傾向があります。原因物質の回避と適切な対処をおこなうことで、症状の軽減が期待できます。

結膜炎を治す!市販薬の正しい選び方・使い方

結膜炎は原因に合った市販薬を選び、適切に使用することで改善が期待できます。誤った使い方や自己判断は症状の長期化や悪化を招くため、正しい知識を持つことが重要です。

本章では、結膜炎に使える市販薬の選び方や使い方を解説します。

原因別の市販薬の選び方

市販薬は原因に応じて選ぶ必要があり、適切な成分選択が改善につながります。原因と合わない目薬では効果が得られず、症状が長引く可能性があります。

原因別に使える主な市販薬は、以下のとおりです。

原因 使える目薬
ウイルス性 市販薬での根本治療は難しく、対症療法中心
細菌性 抗生物質を含む抗菌目薬(例:サンテ抗菌新目薬など)
アレルギー性 抗アレルギー成分配合の目薬(例:ロートアルガードなど)

市販のアレルギー用目薬は、抗ヒスタミン薬など抗アレルギー成分で症状を抑えるのが一般的です 。症状の特徴に合わせて市販薬を選択することで、適切な対処につながります。

目薬の正しい使い方

目薬は正しい手順で使用することで効果を十分に発揮します。誤った使い方は汚染や症状悪化につながるため、正しい使い方を守ることが重要です。

目薬を正しく使ううえでのポイントは、以下のとおりです。

 点眼前に手を洗い清潔にする
 容器の先端を目やまつ毛に触れさせない
 あふれた液は清潔なティッシュで軽く押さえる

いずれも雑菌混入を防ぎ、目薬の効果を保つために欠かせないポイントです。使用後はすぐにキャップを閉め、衛生状態を維持することが大切です。

目薬を使ううえでの注意点

目薬は正しく使用しなければ効果低下や感染リスクにつながるため注意が必要です。とくに自己判断での使用継続は症状悪化を招く可能性があり、適切な使用期間を守る必要があります。

目薬を使ううえでの主な注意点は、以下のとおりです。

 複数の目薬は5分以上間隔を空けて使用する
 開封後は使用期限を守り早めに使い切る
 症状が改善しない場合は長期間使用しない

適切な管理と使用を徹底することで、安全かつ効果的な治療につながります。

結膜炎で眼科を受診する目安

結膜炎は軽症であれば経過観察が可能ですが、症状によっては早期の受診が必要です。適切なタイミングを見極めないと、重症化や合併症のリスクが高まる可能性があります。

本章では、結膜炎で受診を検討すべき判断基準について解説します。

痛みが強い・目やにが止まらない結膜炎

強い痛みや大量の目やにが続く場合は、早急な受診が必要です。結膜炎だけでなく角膜炎などの疾患が隠れている可能性があり、自己判断での対応は避けましょう。

受診の目安となる症状は、以下のとおりです。

 強い目の痛みやしみる感覚
 視界のぼやけや視力低下
 目やにが多く止まらない状態

いずれも通常の結膜炎より重い経過を示すサインです。市販薬を数日使用しても改善が見られない場合は、速やかに眼科を受診しましょう。

子供の結膜炎

子供の結膜炎は早期受診が重要です。軽症に見えても重症化する可能性があります。乳幼児は症状をうまく伝えられず、気づいた時には炎症が進んでいるケースも少なくありません。

子供の結膜炎で注意すべき特徴は、以下のとおりです。

 頻繁に目をこする
 目やにや充血が急に増える
 機嫌が悪く涙が多い

いずれも異変のサインとして見逃さないことが大切です。はやり目などは学校への出席停止となる場合もあり、周囲への感染防止の観点からも早めの受診が必要です。

コンタクトレンズ装着者の結膜炎

コンタクトレンズ装着者で痛みや充血が出た場合は、速やかな受診が必要です。コンタクトレンズ装着により角膜への負担が増し、重篤な感染症へ進行するリスクが高まる可能性があります。

コンタクトレンズ装着時、とくに注意すべき症状は以下のとおりです。

 強い痛みや異物感
 急激な充血や視界のかすみ
 目やにや涙の増加

いずれも角膜障害の可能性が考えられる症状です。異常を感じた時点でコンタクトレンズを外し、早期の眼科受診が重要です。

結膜炎の処方薬をもらうならDXツールの利用がおすすめ

結膜炎の治療では、適切な目薬を処方してもらうことが早期改善につながります。受診後のお薬の受け取り方法を工夫することで、待ち時間や感染リスクの軽減が可能です。

本章では、処方薬を効率よく受け取るためのDXツールの活用方法を解説します。

処方箋送信機能で待ち時間を短縮

処方箋送信機能を使うと、薬局での待ち時間を減らせます。病院で処方箋を受け取った直後に画像として薬局へ送信しておけば、薬局は来局前からお薬の準備を進められるため、薬局内で待つ時間を短縮してお薬を受け取れます。

たとえばLINE公式アカウント「つながる薬局」では、LINEから処方箋画像を送り、お薬の準備完了通知を受けてから受け取りに向かうといった使い方が可能です。受け渡しまでの滞在時間を短縮しやすく、ウイルス性結膜炎のように周囲への配慮が必要な場面でも利用価値が高い方法といえます。

薬局へ向かう前にお薬の準備状況を把握できるため、受診後の負担を減らしながらお薬を受け取りやすくなるでしょう。

オンライン服薬指導で二次感染を防止

ビデオ通話を使った「オンライン服薬指導」を活用すると、結膜炎による二次感染リスクを抑えながら安全にお薬を受け取れます。はやり目など感染力が強い場合、来局時の接触が感染拡大につながるため、非対面での対応の選択も欠かせません。

たとえば、「つながる薬局」のサービスではオンライン服薬指導の機能もあり、LINEのビデオ通話を通じて薬剤師から服薬指導を受けられます。薬局によっては、そのままオンライン決済まで完結できたり、自宅へのお薬の配送に対応しているところもあるので、外出する必要がなく移動や待機による負担も軽減可能です。

オンライン服薬指導は、感染対策と利便性を両立できる有効な手段といえます。

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まとめ

結膜炎は原因に応じた適切な対処をおこなうことで、市販薬でも改善が期待できる一方、症状によっては早期受診が重要です。

感染性の結膜炎では日常生活での対応が周囲への拡大防止につながり、正しい知識を持つことが欠かせません。また、薬局への処方箋送信機能やオンライン服薬指導を活用することで、処方薬をもらうまでの待ち時間短縮や薬局での感染リスク軽減が図れます。

本記事を参考に症状に合った対処法を選び、安心して結膜炎の対応を進めていきましょう。

佐藤 恒一

執筆者:佐藤 恒一

資格:薬剤師

経歴:総合病院門前薬局、精神科クリニック門前薬局にて勤務。
調剤業務・服薬指導を経験後、薬局チェーン本部のDI(医薬情報)部門に所属し、医薬品情報提供や安全性対応に従事。

医療や健康に関する情報は専門家には当たり前でも、一般の方には難しい場面が多いと感じています。執筆では専門用語をできるだけかみ砕き、読者が理解しやすい内容にすることを心掛けています。最新の医薬品情報や薬物療法の動向にも関心があり、日々情報収集を続けています。

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