「病院でも長く待ったのに、薬局での待ち時間も長いなあ・・・」
「先に薬を用意しといてもらう方法はないのかな?」
こんな悩みを抱えたことはありませんか?
病院で処方箋をもらった後、薬局でも長く待つのはつらいですよね。そんな悩みを解消するのが、いま注目の処方箋送信サービスです。医療デジタル化の一環として広がりを見せるこのサービスが、どのように日常を便利にしてくれるのか、その仕組みや活用方法を詳しくご紹介します。
便利なサービスを活用して、薬局での待ち時間を短縮してくださいね!
処方箋送信サービスとは?
処方箋送信サービスとは、医療機関が発行した処方箋を患者さんが指定した薬局に送信するサービスのことです。このサービスにより、患者さんが薬局に処方箋の原本を持参する前に、薬局側は調剤準備を始めることができるため、お薬の準備からお渡しまでがスムーズに行われることが期待されます。
患者さんが薬局に行く前に処方箋情報を送信すること
処方箋送信サービスは、患者さんが医療機関から受け取った紙の処方箋を自身のスマートフォンやタブレットのカメラで撮影し、その画像データを指定の薬局に電子的に送信できる機能です。
処方箋送信サービスを利用すると、以下のような流れで薬を受け取ることができます。
・処方箋の受け取り:
患者さんは医療機関(病院やクリニック)で診察を受け、紙の処方箋を受け取ります。
・処方箋の撮影:
患者さんはスマートフォンやタブレットを使用して、紙の処方箋を鮮明に撮影します。このとき、重要なのは処方箋が十分に読み取れる状態で撮影されることです。
・画像データの送信:
撮影した画像は、専用のアプリやシステムを通じて、処方箋を受け取る薬局に電子的に送信されます。この送信には、メール、専用のウェブポータル、電子お薬手帳アプリまたはヘルスケアアプリが利用されることが一般的です。
・薬局での受信と確認:
薬局は送信された画像を受信し、処方箋の内容を確認します。ここで、必要なお薬の準備が進められます。
・お薬の準備:
薬局は受信した画像の内容に基づいて、必要なお薬を取り揃え、患者さんが来局する際の準備を行います。
・お薬の受け取り:
最終的に患者さんが薬局を訪れ、処方箋原本を提出して用意されたお薬を受け取ります。薬局では、受け取った画像データと処方箋を照合して最終確認を行います。
処方箋送信サービスが注目されている背景
処方箋送信サービスが注目される背景には、医療分野におけるIT化が推奨されていることや、社会的なニーズがあります。以下にその主要な要因を詳しく解説します。
・医療業界のデジタル化とIT技術の進展:
医療業界全体で電子カルテやデジタルプラットフォームが普及しており、医療情報の電子化が進んでいます。こうしたIT技術の進展に伴い、処方箋も電子化が推奨されるようになってきました。一部の医療機関では、電子処方箋に対応するようになっています。
・オンライン診療、オンライン服薬指導の浸透:
新型コロナウイルスの流行により、対面での医療提供が困難になる状況が多く発生しました。このため、オンライン診療やオンライン服薬指導が急速に拡大し、処方箋の電子的な送受信も活発になっています。
・社会の高齢化と医療ニーズの変化:
高齢社会において、身体的に薬局へ訪れるのが困難な患者さんが増加しており、遠隔地から処方箋を送信できる仕組みが求められています。
・医療資源の効率的利用:
医療機関や薬局の人手不足や業務の複雑化が背景にあり、業務効率を向上させる必要性が高まっています。処方箋のデジタル送信は業務プロセスを効率化する手段の一つと見られています。
・患者さんの利便性追求:
患者さんの生活スタイルの多様化に伴い、より簡便で迅速なサービスが求められるようになっています。患者さんのニーズに応えることが医療サービス提供者にとって重要な課題となっています。
これらの要因が相まって、処方箋送信サービスが重要な役割を果たすようになり、広く注目されるようになっているのです。
処方箋送信サービスを利用するメリット
ここまでは、処方箋送信サービスについて説明してきました。実際に処方箋送信サービスを利用することで、薬局での待ち時間を短縮できるなど、多くのメリットがあります。ここからは、処方箋送信サービスを活用するメリットについて解説します。
薬局での待ち時間短縮
処方箋送信サービスを利用することで、薬局側は事前にお薬を準備することができます。そのため、患者さんが薬局に到着した際には、既に薬が準備されていたり用意が進んでいるため、受け取るまでの待ち時間を大幅に短縮できるのです。最終的に、処方箋原本と送信された画像を照合するため、安全性も確保されています。患者さんは薬局での滞在時間が短縮され、他の予定を優先しやすくなります。また、待ち時間が減ることでストレスも軽減できるでしょう。
感染対策
薬局に処方箋を持ってくる患者さんの中には、風邪やインフルエンザなどの感染症の方もいらっしゃいます。薬局側も空気清浄機の設置や手指消毒用のアルコールの設置など、可能な範囲で感染対策は実施しているものの完全な対策を取るのは難しいものです。薬局での待ち時間が長いと、それだけ他の患者さんと同じ空間を共有する時間が多くなってしまうので、インフルエンザなどの感染症にかかってしまうリスクも増えてしまいます。事前に薬を準備してもらえる処方箋送信サービスを活用し、薬局での滞在時間を減らすことで、感染してしまうリスクを減らすことができるのです。
薬局へ行く前の情報共有
処方箋送信サービスは、患者さんが薬局へ行く前に処方箋の情報を薬局側と共有できることで、多くのメリットがあります。
薬局が事前に処方箋を確認することにより、疑問点や不明点があれば事前に医療機関に問い合わせて確認ができます。また、送信された処方箋を元に薬局はお薬の在庫を確認しますので、不足しているお薬がある場合も速やかに対応を始めることができるのです。
このように、事前に処方箋の情報を共有することで、患者さんがお薬を受け取る際の安心感が高まり、お薬の受け渡しもスムーズになります。
「つながる薬局」の便利な処方箋送信サービス
「つながる薬局」というサービスでは、LINEを使って処方箋送信ができ、事前に薬局でお薬の準備を始めてもらうことができます。このサービスを利用すると、LINEの通知機能によりお薬が準備できたタイミングで通知をもらえるので、薬局での待ち時間が大幅に減少しお薬の受け取りがスムーズになります。処方箋送信の際に受け取り希望日時も設定できるので、仕事のスケジュールがタイトな方など時間に余裕がない方場合でも、効率よくお薬を受け取ることができます。
また、処方箋を送信した後に、もしも本人がお薬を受け取りに行けない場合は、家族や代理人が、処方箋の原本と本人確認書類(マイナンバーカードや健康保険証など)を持参すれば、代理でお薬を受け取ることができます。お薬手帳も持参すれば、普段服薬しているお薬との飲み合わせも確認してもらえるのでよいでしょう。事前に処方箋を送信することによってお薬が予め準備されるので、代理で受け取る方の薬局での待ち時間も減少します。
「つながる薬局」の便利なサービスは、処方箋送信サービスだけではありません。LINEひとつで、薬剤師への健康相談やお薬相談、お薬手帳の機能も備えています。また、オンライン服薬指導にも対応していますので、自宅にいながら薬剤師の説明を受けることも可能です。ぜひご活用ください。
つながる薬局は、薬局への処方箋送信から薬局へのお薬相談、お薬手帳までLINEひとつでご利用いただけるサービスです!
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