おおにし薬局
導入店舗の声
INTERVIEW
リフィル処方箋とオンライン服薬指導を組み合わせて患者さんの来局負担を軽減することができています。
株式会社健栄は、千葉県を中心に25店舗を運営しています。「あなたの街の健康発信基地」として地域に密着した薬局作りを目指す同社は、2022年7月より「つながる薬局」の全店利用を開始いたしました。その内の1店舗である、みずき薬局佐倉店はリフィル処方箋を多く応需しており、そこからのオンライン服薬指導を実施している薬局です。同薬局が「つながる薬局」をどのように活用しているのか、お聞きしました。
- 株式会社健栄
- みずき薬局佐倉店
薬局長
諸橋 喜世美 様
-まずは、みずき薬局佐倉店の特徴について教えてください。
サービス付き高齢者向け住宅と脳神経内科、泌尿器科、歯科が入った医療モールの入口にあり、同建物にお住まいの方だけでなく、近隣の住民にも気軽に利用いただいています。来局される年齢層は20代から高齢の方まで幅広く、様々な年齢層の方が「つながる薬局」を使ってくれています。
電子お薬手帳機能により登録を促進。他科処方箋の応需につながっています。
-「つながる薬局」について、患者さんにはどのようにお声掛けしていますか?
「電子お薬手帳」の機能について説明することで、登録いただけることが多いです。「LINEで使えて紙のお薬手帳の管理が不要になりますよ」、「災害時でも飲んでいた薬が把握できるようになるし、お金がかからないですよ」等のメリットをお伝えすると、LINEを利用している方は大体登録してくださいます。アプリをダウンロードしなくてもよく、処方された薬がLINEで確認できるところが好評です。患者さんも喜んでくれるので、促進していくモチベーションにつながっています。電子お薬手帳の機能で利便性を感じてもらい、さらに操作に慣れた方は処方箋送信機能を活用してくれています。
-医療モール以外の処方箋も受信されることがありますか?
そうですね、元々医療モール内の脳神経内科や泌尿器科にかかっている近隣の住民で、他の病院にもかかっている方が処方箋送信を利用いただくことは多々あります。薬局としては、患者さんの移動時間の間にお薬の準備ができ、時間に余裕ができる事が利点です。また、お薬の在庫に関する連絡を「つながる薬局」で行えるのもメリットです。処方箋送信をした後は、車を運転して移動される方が多く、電話だとつながらないことが多い中、メッセージとして送ることができ、電話ではないコミュニケーションツールがあると大変重宝します。
リフィル処方箋からのオンライン服薬指導は服薬を継続するために有用な方法。オンラインだとマスクを外して会話ができ、対面ではできないコミュニケーションも。
-オンライン服薬指導もすでに多数実施されているようですが、どのような流れで行うことが多いですか?
近隣クリニックの脳神経内科がリフィル処方箋を多く発行していて、その2回目、3回目の利用時にオンライン服薬指導を行っています。高齢者や認知症の患者さんで、ご本人様とオンライン服薬指導を行うことが難しい場合は、ご家族の方と実施する場合もあります。1人では来局できず、毎回ご家族が付き添っていたり、タクシーを利用しないと来れないような方でも、ご本人、ご家族の方が負担なく服薬を継続するためにはオンライン服薬指導は非常に有用だと考えています。
-オンライン服薬指導を行う年齢層はどの年代が多いですか?
20-40代がメインになっています。脳神経内科からは片頭痛の予防薬もリフィルで処方されることもあり、比較的若い年代の方も来局されるため、そういった方にオンライン服薬指導の説明をすると、利便性を感じてもらえることが多いです。60代の患者さんで、来局するのが大変、ということで使用方法を憶えてもらいながらオンライン服薬指導を行っているケースもあります。オンライン服薬指導だと、カメラ越しになるのでお互いマスクを外して表情を確認しながら会話ができ、理解度も把握しやすいんです。
-リフィル処方箋の2回目、3回目来局のリマインドはどのようにされていますか?
1回目来局時に次回来局予定日を記載した紙を渡して、自宅のカレンダーに記載するよう伝えています。「来局予定日の前後1週間以内であればお薬をお渡しできます」と伝えると、大体の方はきちんと来局いただけます。その中で、予定日を過ぎても来局されない方に対してご連絡をしており、連絡の手段として「つながる薬局」のメッセージ機能を利用しています。
-メッセージは時間や状況を気にせず送ることができるので、日中忙しい方などへの連絡手段としてもご利用いただけるかと思いますので、ぜひご利用ください。
そうですね、店舗に合った使い方を模索していきたいと思います。
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