導入店舗の声

INTERVIEW

つながる薬局で患者さんとの密接なコミュニケーションを実現。利便性が高まり子育て世代の待ち時間短縮にも貢献できています。

東京都板橋区常盤台にある、おおにし薬局は2023年3月より「つながる薬局」を利用しています。患者さんとの密接な関わりやつながりを大切にするおおにし薬局だからこその想いや患者さんとのエピソード、その中で「つながる薬局」がどのように役立っているのかについて、伺いました。

おおにし薬局
管理薬剤師
大西 正美 様

 

―   まずは薬局の特徴を教えてください。

 

おおにし薬局は東武東上線ときわ台駅から徒歩10分程の場所に位置しており、門前は内科で、スタッフは常勤の薬剤師2名・パート薬剤師4名・事務員3名となります。
私たちは、患者さんとのコミュニケーションやつながりをとても大切にしていて、地域に寄り添い、薬局が患者さんにとって憩いの場になることを目指しています。

 

―  「つながる薬局」導入の経緯を教えてください。

 

元々は大学病院で勤務しており、病棟薬剤師として、患者さんの体調や日頃の生活リズムに合わせた投薬提案を行なっていた経験から、 おおにし薬局での経営においても、単に薬を調剤・交付するだけでなく、患者さんに密接に関わり少しでも役に立てるような薬局・薬剤師でありたいと考えていました。

また、近年、患者さんが薬局を選ぶ時代となり、利便性やコミュニケーションの重要性が高まってきています。そうした背景からも、待っているだけの薬局から脱却し、患者さんにとってより良いサービスを提供するための新たな取り組みの必要性を感じていました。
「つながる薬局」は、LINEでの処方箋送信など患者さんが待ち時間なく好きなタイミングで薬を受け取れたり、薬をはじめとした相談が気軽にできることから、患者さんの利便性が向上するツールとして魅力を感じ、導入を決断しました。

 

―  実際に使い始めてみていかがですか?「つながる薬局」の活用を促進するために工夫されていることがあればお聞かせください。

 

初めて来局された方で、門前以外からの処方箋を持ってこられた場合は、「待ち時間なくお薬を渡す事ができる」や「お薬手帳がLINEで管理できる」などのメリットをお伝えしています。また、お子様連れの親御さんには処方箋送信機能やお薬手帳は便利に使っていただけるので、積極的にご案内しています。

待合スペースやソファ、外の看板にも登録用QRコードチラシや紹介チラシを貼り、興味を持っていただけるように工夫しています。

 

そういったご案内から、つながる薬局で処方箋を持ってきてくださる患者さんが徐々に増え、処方箋送信数は毎月増加しています。

 

―  お子様連れの親御さんへも積極的にご案内されているんですね!
具体的にどのように使ってもらっているのでしょうか?

 

まず、待ち時間なくお薬を受け取れるという点が患者さんに好評です。
お子様連れの親御さんの場合、これまでは以下のようなケースが多く、不便な状況でした。

①薬局に処方箋を出して待つ
②お子さんが長い間待てないため一旦家に帰る
③お薬を受け取るため再び来局する

つながる薬局の処方箋送信機能を使えば①が不要になり、受け取りも時間指定ができるので、良いタイミングで取りにきていただけます。これが非常に好評で利用が進んでいます。
お薬手帳の管理についても、お子さんが複数いる場合、それぞれのお薬手帳が分かれており、ご両親がお二人で管理・閲覧できるので、そういった点も便利に感じていただいています。

 

次に、せっかく処方箋送信をしていただいても、お薬の在庫がなく、用意がすぐにできない場合もありますが、そのような場合でもメッセージ機能で欠品のご連絡ができる点が便利です。例えば、処方箋の内容を確認した際に、一部の薬が欠品していた場合でもメッセージ機能で入荷日のご連絡が事前にできます。お仕事されている方には電話だと連絡が取りにくいケースがありますが、LINEだと都合がよいタイミングで返信してもらいやすいですし、何度もお薬を取りに来ていただく必要がなくなり役立っています。

 

また、これはお子様連れの親御さん以外のお話になりますが、ある患者さんから「以前購入したホットクリームを使用すると肌がピリピリする」と相談がありました。その場では現物がないため確認ができなかったのですが、患者さんが帰宅後にそのホットクリームの成分表を撮影してメッセージ機能で写真を送ってくれました。内容を確認すると唐辛子成分が入っている事が分かり、肌がピリピリする原因について患者さんにお伝えする事ができました。電話で成分を読み上げてもらうのは難しいので、LINEで送ってもらえると時間がある時に調べて返信ができ便利です。また、メッセージの履歴を残せるので、正しい情報を記録でき、情報の行き違いも防げるのでとても役立っています。

 

―  最後に、今後の展望についてお聞かせください。

 

患者さんに密に寄り添うことができる在宅医療に今後は力を入れていきたいと思っています。現在、医師やケアマネージャーと連携しながら、8~10名の在宅医療を実施していますが、今後も薬局で待っているだけでなく積極的に沢山の患者さんの元へ訪問したいです。

ただ、力をいれていく中で在宅訪問中に店舗での調剤業務の人員が不足するため、マンパワーが足りない点は課題に感じています。在宅医療について同じ志を持った仲間(薬剤師)が増えると、もっと在宅医療を進められるのではないかと思っています。
課題はまだまだありますが、「つながる薬局」の機能を活用しながら今後も進めていければと思っています。

その他の導入店舗の声

導入店舗の声をもっと見る

CONTACT

つながる薬局の活用方法を
もっと知りたい方へ

お問い合わせはこちら