導入店舗の声

INTERVIEW

つながる薬局は「来局の負担を減らす」ことも「来局のメリットを上げる」こともできるツールです。

滋賀県で人口が2万人ほどの町に店舗を構えるきしむら調剤薬局は、小児科クリニックの門前で20年近く地域住民の健康を守り続けています。最初は小児科でお薬をもらっていた患者さんが、時が経ち、自分の子どもの処方せんを持ってくるなど、2世代、3世代にわたってかかりつけの関係性を築いているきしむら調剤薬局の岸村 一夫 様につながる薬局についてお話を伺いました。

有限会社きしむら調剤薬局
岸村 一夫 様

「もっと早くから導入してほしかった」という患者さんも。子育て世代の薬局の利用方法も変わりました。

 

-岸村 様

当薬局は小児の患者さんの来局が多く、お子さんの動向や周りへの配慮など、コロナ禍の中で親御さんの負担はさらに大きくなったと感じています。そんな中、「つながる薬局」の処方せん送信機能やメッセージ機能は感染症対策の負担を減らすことにも貢献できています。
処方せん送信で情報を送信し、お車や別の場所で待ち時間を過ごしてもらい、準備ができたらメッセージを送信する、という流れを作ることで、親御さんの来局に対するハードルがぐっと下がり、コロナ禍でも来局しやすい環境づくりに寄与しています。
「もっと早くから導入してほしかった」という患者さんの声をいただいたこともあります(笑)
また、小児科クリニックの門前でありながら、集中率は83%ほどと低く、遠方の総合病院や内科にかかった後に当薬局に処方せんを送信し、お薬をもらっていく、という患者さんも多いのですが、その際に活用しているのが電子お薬手帳機能、処方せん送信機能です。
電子お薬手帳機能を活用し患者さんの併用薬を確認した際、別クリニックでの処方があり、近隣にお住まいの方には特に「つながる薬局」の機能について紹介しています。処方せん送信を行っていただくことで待ち時間の短縮につながる、という話をすることでメリットを感じていただき、他科処方せんの獲得につながっています。
「つながる薬局」の薬局側画面はウェブブラウザ上で開けるので、PCでもタブレットでもお薬手帳やメッセージの内容が確認できます。現場の状況に合わせて使いやすいし、簡単な操作方法なので職員にも好評です。

薬局利用促進のカギは患者さんとの関係性構築による「かかりつけ化」

人口2万人ほどの町に位置する薬局で、「つながる薬局」の利用が伸びている要因の一つにはかかりつけの関係性があると考えています。
20年近く開局している中で、目の前の患者さんのニーズを理解し、本来薬剤師が行うべきことをきちんと行い、それを繰り返すことでファンを獲得する。例えば、吸湿性のある薬が長い日数で一包化されていた患者さんに対し、分割調剤を行うことで吸湿を抑え安定した服薬につなげる。そういったことを繰り返し、患者さんとの関係性を構築することで、利用も促進されるし、調剤の待ち時間短縮のための処方せん送信や、メッセージ機能など、関係性構築のツールとして「つながる薬局」は活用でき、良い循環が回っていると感じています。
患者ニーズを察知し、患者さんに寄り添うよう薬剤師がアクションを行う。その手助けを「つながる薬局」は行ってくれるので、重宝しています。
今後は服薬期間中のフォローアップやオンライン服薬指導などにもさらに活用していきたいと考えています。

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