導入店舗の声

INTERVIEW

テンプレート機能の活用で薬剤師の負担を抑えつつ、質の高い服薬フォローを実現。メッセージを通じた密なコミュニケーションが、患者さんに寄り添う薬局作りに役立っています。

株式会社くすりのマルトは、福島県いわき市から茨城県ひたちなか市にかけ調剤薬局を30店舗展開し、2022年より「つながる薬局」を導入しています。
今回は、その中でも服薬フォローや日常の健康相談など、メッセージ機能を中心に「つながる薬局」を活用されている林城店の取り組みについてお話を伺いました。

株式会社くすりのマルト
くすりのマルト 林城店
管理薬剤師 國府田 祐樹 様

 

 

― まずは薬局の特徴について教えてください。

 

くすりのマルト 林城店は、皮膚科クリニックの門前にある調剤薬局で、薬剤師3名・フロアスタッフ2名の合計5名で運営しています。

月間の処方箋受付数は約1,350枚で、集中率は84.78%。周辺には内科・耳鼻咽喉科・眼科などの医療機関もあり、幅広い処方に対応しています。

 

― どのような患者さんに「つながる薬局」登録のご案内をしていますか?

 

林城店では現在、副作用リスクの高い医薬品を使用している方など、薬剤師がフォローアップの必要があると判断した患者さんを対象に、登録の声かけを行なっています。

治療効果を高めること、また副作用のリスクを回避するためにフォローアップを行いたいという目的をお伝えし、ご理解いただいた方にご案内しています。

 

連絡の手段としては電話での対応も可能ですが、LINEであれば患者さんのご都合の良いタイミングでメッセージのやりとりができる点をメリットとしてお伝えすると、多くの方がLINEを選択され「つながる薬局」の登録に進むケースがほとんどです。


実際に患者さんからは、「こんなに便利なサービスがあるんですね」「すごいですね」といった声をいただくことが多いです。

また、新しくアプリをインストールする必要がなく、普段から使い慣れているLINEで利用できる点は、患者さんに受け入れられやすい要因の一つだと感じています。

 

― 実際のフォローアップにおいて、どのような点が役立っていますか?


患者さんへのメッセージをテンプレートとして作成・保存できることです。

フォローアップを行う機会が多い疾患や薬剤については、症状の経過や副作用の有無、薬の保管状況などを確認するための回答ボタン付きテンプレートをあらかじめ用意しています。
フォローアップの際は、そのテンプレートを選択するだけで必要な確認が行なえるため、薬剤師側の毎回の入力負担を抑えながら、一定の質を保ったフォローアップが実現できています。
また、返信率は8~9割に達しており、患者さんにとっても回答ボタンを使って気軽に反応できる点がメリットになっているのではないかと感じています。

 

 フォローアップ以外にも健康相談がメッセージで届くことがあるとのことですが、具体的にどのような相談がありましたか?


例えば、患者さんから「服用後、症状の変化があったが病院に行った方がいいのか」や「副作用かどうか判断がつかない」というような相談をいただき、気になる部位の写真を送っていただいたことがありました。画像を確認したうえで、薬剤師の判断により処方薬の服用を一時中止し、再受診をお勧めする対応につなげることができました。


また、以前フォローアップを行った患者さんから、「風邪のような症状があるが、市販の風邪薬を飲んでも大丈夫か?」といった相談を受けたこともあります。

フォローアップ対象の患者さんは、眠気のリスクがある薬を服用しているケースも多いため、そういったOTC医薬品との飲み合わせや副作用の可能性について確認し、適切なアドバイスを行いました。


処方箋受付時や服薬指導時以外のタイミングでも、こうした日常の健康相談を通じて患者さんの健康を支える一端を担えていることに、薬剤師としてのやりがいを感じています。


処方箋を事前に送っていただくことで、待合室の混雑緩和や待ち時間の短縮、薬局側の業務効率化にもつながっています。


現在は急激な変化は落ち着いてきたものの、「つながる薬局」導入当初は、面処方が増え、集中率の低下といった面でも一定の効果を感じていました。
具体的には、近隣にお住まいの方が総合病院や小児科の処方箋をご家族で送信してくださるケースも見られるようになりました。

林城店は皮膚科クリニックの門前にある調剤薬局ということもあり、お子様連れの患者さんが多く、例えば3~4人のお子様連れの方が来局されると、一時的に待合室が混み合い、待ち時間も長くなってしまう状況がありました。
そうした患者さんに処方箋送信機能をご案内したところ、処方箋受付を行い調剤完了まで車や近隣のコンビニなどで待たれる方が増えました。
結果、患者さんの利便性向上につながるだけでなく、待合室の混雑緩和や待ち時間軽減にもつながっています。
さらに、処方箋の画像を事前に送っていただけることで、薬局側も不足薬の有無を来局前に把握できるようになるため、余裕を持って準備ができるだけでなく、入荷予定がある場合も事前にお伝えできる点も役立っています。


加えて、電子お薬手帳にコメントを記載できることも、乳幼児加算の算定時に役立っています。

服薬指導内容などをお薬手帳のコメント部分に記載することで、紙のお薬手帳にシールを貼る対応と同等の記録が可能となり、算定要件を満たしながら業務効率化にもつながっています。

 

― 今後、「つながる薬局」を活用して取り組みたいことはありますか?


現在は「つながる薬局」登録のご案内を、フォローアップの必要があると判断した患者さんを対象に行っていますが、声かけの対象を広げることで面処方獲得につながっている事例もあると知り、こうした取り組みも選択肢の一つとして、今後検討していきたいです。


さらに、これからの時代に不可欠な「オンライン服薬指導」にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

 

 

 

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